永遠のマリア・カラスの評価
永遠のマリア・カラスの感想
迫力がすごい
試写会で観ました。何というか面白かったです。オペラのことなど全然知らないド素人が観ても、この作品の迫力に魅了されると思います。普通の映画を観に行く感覚で観て、とても、面白い世界を味わいました。不思議な興奮で目が離せなくなりました。終わった後の満足感もなかなかすごいです。映像、音楽、とってもすごい。うまいこと表現できませんが、こんな世界があるんだなぁと衝撃を受けた作品です。マリア・カラスの心の描写もすごく繊細に伝わってくるし、良かったです。心にドーンと響いた作品です。観てから10年近く経つのに記憶に残っているので、素晴らしい作品に間違いないと思います。
アベマリアを聞きながら
これはオペラ好きな人には必見の作品です、ワタシはこれを見て腰が抜けました。アブナイおじさんをやらせると最高なジェレミー・アイアンズがマリアの昔からの友人プロモーター、マリア・カラスにフランスの女優ファニー・アルダン。顔立ちも顔の作りもファニーとマリア・カラスは違うのですが、カラスに成り切っています、背筋が寒くなるほどカラス其のまま。マリアがピアノの前で誰にも会いたくない、何もしたく無いと苦しんでいます。晩年マリアは神から与えられた最後の一つの声までも取り上げられてしまうのです。彼女は自分自身の離婚が許されるようにと、神との契約を解除してしまいます。暗示的ですね、いいですね。映画のエッセンスは、「自分自身には嘘はつけない」これです、カラスは沢山の映像が残ってますが、実際に歌ったものですが、一つだけ彼女の声が出なくなった時のビデオがあります。もともと声は綺麗ではなかったのですが、そのときの...この感想を読む