アベマリアを聞きながら
これはオペラ好きな人には必見の作品です、ワタシはこれを見て腰が抜けました。 アブナイおじさんをやらせると最高なジェレミー・アイアンズがマリアの昔からの友人プロモーター、マリア・カラスにフランスの女優ファニー・アルダン。 顔立ちも顔の作りもファニーとマリア・カラスは違うのですが、カラスに成り切っています、背筋が寒くなるほどカラス其のまま。 マリアがピアノの前で誰にも会いたくない、何もしたく無いと苦しんでいます。晩年マリアは神から与えられた最後の一つの声までも取り上げられてしまうのです。彼女は自分自身の離婚が許されるようにと、神との契約を解除してしまいます。暗示的ですね、いいですね。 映画のエッセンスは、「自分自身には嘘はつけない」これです、カラスは沢山の映像が残ってますが、実際に歌ったものですが、一つだけ彼女の声が出なくなった時のビデオがあります。もともと声は綺麗ではなかったのですが、そのときの顔は忘れられません。
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