あずみの評価
あずみについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に漫画を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
あずみの感想
「あずみ」の始まり、そして終わりについて考える
爺はなぜ十名の子どもに殺し合いをさせたのか「あずみ」1巻の第1話は、共に育ってきた十名の子どもたちが殺し合いをするという、衝撃的なストーリーから始まります。殺し合いの中で主人公・あずみは、好き合った相手であるなちを殺し、苦悩しました。子どもたちに殺し合いを命じたのは、子どもたちの育ての親である「爺」こと小幡月斎。「この殺し合いで死ぬようなら、元々刺客になる素質がなかった。親しい者を殺せない弱い者も同様」という理由から、このような残酷な命を下したのです。しかし、この点については、読み進めれば読み進めるほど疑問が生じます。何故なら、刺客の素質がある者は、多く残っているに越したことはないからです。刺客として育てられた子どもたちは世に放たれ、命がけで暗躍していくでしょう。その中で、子どもたちは討たれ、人数は否応なく減っていきます。それなのに、刺客として活躍させる前からわざわざ故意に半数にしてしま...この感想を読む