サインの感想一覧
映画「サイン」についての感想が4件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
は?って感じでした・・・
申し訳ないですが、全く面白くなかったです。 というか、私がこの映画をSFやサスペンスミステリー、ホラーと勘違いしていたからかもしれません。いったい何がしたかったのかわかりません。 期待していた分、こんなに残念な映画は初めてだったかなあと。 全然怖くないし、中途半端だし、宇宙人姿見せちゃうし(←ここが一番残念すぎた)、 「え~!!宇宙人がトウモロコシ畑走ってるよ!!ないだろ!」って心の中で叫んじゃいました。 シックスセンスが良すぎたため、シャマラン監督にめっちゃ期待していたのですが、なんか違ったなあ。正直、失笑でした。 人間ドラマを描きたいなら、無駄に宇宙とか入れずに素直に家族の絆みたいなものを描けばよかった気がします。 予告がSFホラー要素を打ち出しすぎていたので、あれがダメじゃないかなあ。 最後も、「は?」って感じ。 なんで、普通に宇宙人と戦ってんの?みたいな(笑) しかも、そんなんで撃退?...この感想を読む
ミステリーホラーかと思いきや、宗教と人間ドラマという残念賞
この映画を評価しない理由はただ一つ。宇宙人の実体を出してしまい、なおかつあまりにも弱かったからです。唯一犠牲にできそうだったモーガンも喘息による気道の狭窄のため、毒ガス攻撃から免れました。というか間合いとるの下手くそで動きが遅いし、バットでぼこぼこに殴られるし、おまけに水が弱点で、あんなコップの水でやられてしまうとはもう唖然。最後は家族で協力して、家の中のスプリンクラーを浴びせて倒すとかさ、ないの?まあ、実際「打て」っていう妻のサインが、この場面で活かされたということで、グラハムは失った信仰を取り戻すことができた。というのが、シャマランの描きたかったことでしょうね。シャマランは相変わらず堂々と出演しており、グラハムの妻をひき殺した人物を演じてました。街に出た時に、シャマランが出てきて、息子が「あの人誰?」っていった時、私は即座に「シャマランだよ」って突っ込みました笑息子はなかなか面白い...この感想を読む
ムーのファンなら見逃せない メッセージは娯楽の衣をまとう
ナイト・シャマラン監督の作品。これは非常に楽しめる、タブンどの年代も無神論者も神様大好き人間も運命論者も離婚した人や夢を失って心寂しい人も、ムーの愛読者も、みんなが楽しめる映画だ。ゆえにこの映画のターゲットは広い。妻帯者の牧師さんが男一人で子供を育てて、昔ベースボールのスターだった弟がパパの傍に居るんだけど、これもトラウマを抱えてる。出てくる人達は皆なんかカンか抱えてて、喘息だったり、癖だったりして、懐かしくなるような普通の人たちなのよ。彼らはトウモロコシ畑の真ん中に住んでるんだけど、これがどーんと家の周りで大きくなっていくから、場所離れ小島みたいになってしまうのよ。伏線が前編に張られてて、宇宙人が家族を襲うんだけど、子供たちの水を汲んでおく癖とかトラウマを抱えていた弟のトラウマの存在なんかが、運命だったと知ることになる。メルギブソンはキリストラブラブだから、彼の主張がばりばりに入って...この感想を読む
不思議な運命の話
主人公は妻を事故で亡くし、神への信仰心を無くしかけた牧師とその子供たちです。ある日、地球上のあらゆるところに宇宙人が飛来し、地球を侵略していくのですが、主人公たちはその様子をテレビで見るだけですが、刻一刻と世界中が侵略されていく様子を見ているうちにとうとう主人公たちの町にも宇宙人が現れて……というお話です。内容的にSF映画です。でも、この映画は宇宙人侵略をテーマにした作品ではありません。本題は運命の不思議さ。そしてその運命は神によってもたらされているのかという思い。妻が亡くなる前に言った言葉が、映画の終盤、思わぬところでリンクして来た時、思わず「ああ!」と声をあげてしまいました。この映画の監督の作品は、そんな終わり方をする作品が多いのです。