ゴーストワールドの評価
ゴーストワールドの感想
誰もが一度は経験する気持ちが詰まった映画
人生の岐路に立った女の子は、自分の存在意義を求めている。これは高校を卒業したての女の子の物語だ。主人公のイーニドはどこか冷めている。自分は周囲のくだらない人間たちとは違うのよ、といった具合だ。親友のレベッカと二人で、高校時代は周囲と壁を作りながら過ごしてきた。リア充な生徒は軽蔑し、ダサくて冴えない生徒には生ぬるい視線を送る。イーニドが何より軽蔑するのは、リア充な男たちだ。スポーツやギターが趣味で女をニヤニヤと眺めるような男。そんな連中にうんざりするのだった。映画の冒頭は、高校の卒業式の前夜、イーニドは部屋でお気に入りのインド音楽(昔の映画で使われたようなダンスミュージック)のミュージックビデオに合わせ踊り狂う。最新のヒット曲ではないところがイーニドらしい。この映画はサウンドトラックも大きな見どころのひとつだ。主人公イーニドが敬愛する音楽が映画の中で使われるため、観客はイーニドの部屋にい...この感想を読む
ソーラ・バーチが良いです。
ゴーストワールド、かなり面白かったです。特にソーラ・バーチ、最高です。決して美人ではないし、リア充でもないですけど、なんか個性が爆発してます。一方の親友スカーレット・ヨハンソンは何ともすんなりと大人の世界へ足を踏み入れていきます。思春期のころの焦り、八方塞がり感、モラトリアム感が時に笑えますが、全体的には胸が苦しくなるような感じです。彼女は一体どうなったんでしょうか。不思議で不安なラストでした。でも結局なんかいろいろ折り合いをつけて今では意外と普通の家庭を築いているんじゃないかと私は想像しています。イタタタ・・・と思いつつ、懐かしさも感じる映画でした。