グリーン・デスティニーの感想一覧
映画「グリーン・デスティニー」についての感想が4件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
品のあるワイヤーアクションと三角関係がムードを作る傑作
基本的に悲しいムード物語の舞台は、19世紀初頭です。時の武術の最高峰に君臨するムーバイは伝説の剣を収め、自分の師匠を殺した仇打ちもあきらめようとしていたという前提です。ところが剣を収めた先で、剣が盗難に遭ってしまいます。調べると、剣は敵の弟子で、貴族の娘の仕業だとわかります。ムーバイとその女弟子で心では愛し合っている中であるシューリンは、その娘の技を見て、ムーバイの弟子にしたいと考えるようになります。なんとなく三角関係っぽさが醸し出される展開でした。そのあとは、前の師匠や、恋の相手などいろんなしがらみが錯綜して物語は展開していくのですが、基本的には「悲しい」映画ですね。チョウ・ユンファが重鎮ぽい抑えた演技を見せ続けます。クールでセクシーです。落ち着いたテンポと品のあるワイヤーアクションこのムードは映画全体についても、いえます。落ち着いたテンポと派手派手しくない映像、すばらしいアクション...この感想を読む
細かいことは気にしない、チャイニーズアクション大作
その道では結構巨匠であるアン・リー監督の中国・香港・台湾・米国の合作として製作された、チャイニーズアクション超大作です。香港映画を思わせるカンフー的な人間業を駆使した迫力のある流麗なアクションから、ハリウッド的なcgなどの映像技術をふんだんに取り入れた、大胆な大迫力の映像がうまく融合しているような気がします。見ていて退屈しない映画です。演じているチョウ・ユンファや、チャン・ツィイーなど日本でもお馴染みのスターが勢揃いしてかなり気合いが入って作られているのがわかります。ストーリーの展開などは大雑把なところはありますが、最高の娯楽映画に仕上がっていると思います。
チャイニーズアクション大作
チャイニーズアクション大作です。この映画のアクションは目を瞠る物があります。かなり活動的なこの映画は中国の任侠映画です。剣の使い手は自分の流儀がかなり優れていて他の弟子たちの役に立っているにも限らず引退する道を選択します。そして自分の剣を一番信頼できルデ氏にそのまま引き渡そうとしますが、結局、その剣を無事に北京の宅に届けるものの、そこで夢に見た美女に出くわしてしまいます。死してその好きになんと、その夜、剣は何者かに盗まれてしまいここからまた自体が変わります。叶わない恋がきっかけでいよいよ状況は神経質になるばかりです。アクションはかなりレベル高いと思います。
新鮮なカンフー描写と異国情緒
何百年も前に作られた宝の剣グリーンディスティニーとその使い手が、剣の争奪と師弟関係や許されぬ恋が絡んで、ストーリーが進みます。ストーリーはあるものの、映画の見所は連続する「カンフーアクション」です。これは有名なワイヤーアクションが使われているのかもしれませんが、普通のハリウッドのアクションとは一味違う面白さがあります。また舞台と人物設定も魅力的です。男は辮髪で女も中国服を着ています。どれだけ歴史に忠実か分かりませんが、当時の風俗と町並み、人物の姿は十分に異国情緒を感じられて興味深いです。その中で鮮やかなSFXとともにカンフーアクションが錯綜するさまは新鮮です。ジャッキー・チェン的なカンフーものを想像していると異なります。もっとシリアスよりでストーリーがありますし、映像的にもかなり前のものより進歩していると思います。