ぼっけさんのあらすじ・作品解説
ぼっけさんは、作家西義之により描かれた日本の漫画作品である。2009年3月号より22、23合併号まで「週刊ジャンプ」で連載されている。全18話。妖怪を題材とし、ホラーとファンタジーを交えた漫画だが、所在無い心地で高校生活を送る主人公の姿に自分を重ねた同世代の読者から支持された作品である。 主人公の男子高校生ヒノは内向的な性格で人前でしゃべる事も笑顔を見せる事もない。中世的な美貌と人と係ろうとしない謎めいた雰囲気がクラスの女子からひそかに人気を集め、逆に男子から敵対意識を持たれていた。 過去に幼馴染の女の子サユを観覧車転落の事故から助け(ぼっけ=菩怪の力で)マスコミに超能力少年として取り上げられたがテレビの検証番組で強要された超能力が発揮できず、世間から執拗ないじめを受けた過去を持っていた。天涯孤独の状況下アルバイトをしながら高校生活を送り、妖怪戦争に巻き込まれて抑えなければならない能力に翻弄される物語である。