グリーンマイルの感想一覧
映画「グリーンマイル」についての感想が12件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
どうしようもないせつなさ
死刑囚が収容される刑務所が舞台グリーンマイルとは、死刑囚が人生最後に歩む、処刑台へと続く緑色の廊下のことである。主人公のポールは、死刑囚を収容する刑務所の看守である。ある日この刑務所には、身長2mはあるであろう、黒人の大男が収容されてくる。コーフィーというこの男は、双子の女児の強姦殺人という凶悪犯罪を起こしたとされていた。そしてこの刑務所では同時期に、知事の妻の甥であるパーシーという傲慢な男が新しい看守としてやってきていた。パーシーは、大男のコーフィーにも臆せず傲慢な態度で接していた。ここまでのシーンだけで、観客はコーフィーよりパーシーを嫌なやつだという印象を持つだろう。コーフィーはパーシーの挑発にも乗らず、その体格をもってしてパーシーなど一瞬で吹き飛ばせそうなものだが、コーフィーは凶悪犯罪を起こしたとは思えないほど穏やかで、死刑囚となった自分の人生にも、どこか諦めたような落ち着いた様子...この感想を読む
とても考えさせられる
この映画は上映前からかなりの話題となっていて、なんとなく私は話題になりすぎていて、混雑もするだろうから・・・と映画館へは行かないようにしていました。それほど周りやテレビで話題となっていた映画でしたね。わたし的にはトム・ハンクスの大ファンなこともあり、ものすごく気になる映画だったのですが・・・。そしてレンタルで初めてこの映画を見たのですが、どんな映画だったのか。と、言葉を探すも、一言では言いきれないほど、内容の詰まった映画でした。長編映画なだけあり、よく考えさせられる映画であり、とても悲しい映画でもあります。でも悲しいと一言ですませるにはそれも違うような、なんだか複雑な感じですね・・・。汗そして、なんといってもジョン・コーフィを演じるマイケル・クラーク・ダンカンさんがとてもいい味をだしてくれていて、大ファンになりました。
一言で言えないすごい映画
初めは本当に長いのかなと疑ってました、全部終わった瞬間解りました。この長さの意味と長いのは本当だということは、とにかく見てみようと誘われたのがきっかけで見てみました。あまり評価がよくなかったり、周りの友達とかも何が良かったかわからなかったと言われてました。映画を観た瞬間逆になんでこの感動や深い意味や考えさせられるようなことを気ずかないんだ?と逆に疑問でした。なくところももちろんあります。私はどちらかとゆうと、泣きはしたんですが、グリーンマイルの色々この映画のおかげで、考えさせてもらうことができました。その当時の彼氏と見たんですが、今ではかなりのいい思い出になりました。
キングがた・ま・に放つ感動大作!
いやあ素晴らしい!低評価つける人も多いけどね。キングの特徴でもあるキャラ設定のうまさ、そして映画の長さ笑ほんと、登場人物1人1人に命と個性を与えているので、誰のストーリーをとっても面白いです。個人的には、何かしらの超能力を有するキャラって嫌いなんです。だって作る側は頭を使わないんで簡単。浅くてつまらない作品になるんですよね。でも、現実世界から離れたファンタジーでなく、なんでもない日常にふとそういう現象が現れる感じは好きなので、この作品は受け入れられます。しっかりと背景が築き上げられたうえで、コーフィーの能力が活きていて大変良いです。やっぱりコーフィーは無罪になってほしかったですね。裁判の時にしっかり戦わなかったんでしょうね。あのエリートそうな弁護士は。まあコーフィーの見せてくれる映像では証拠不十分ですがね。でも2人の体の中から体液が検出されれば…って遺伝子検査もない時代かあ、残念。そし...この感想を読む
切ない感動が押し寄せる
長編映画ということで、観る前にためらってしまうこともあるかもしれない。けれど今迷っている人には、ぜひ見て欲しいと勧めたい映画。どんな映画だったかなと鑑賞当時を振り返ってみると、冤罪、生と死、罪、友情、思いやり、仲間、少しのファンタジーという言葉が浮かんだ。全体的なストーリーでは冤罪や生と死が長く描かれているけれど、短い時間でも強く描かれているのが、友情や仲間といった温かい感情だった。この正反対の要素が描かれているから、どうにもスッキリしない部分がある。切ない、やりきれない思いを感じた。けれどラストでは心地よい感動に包まれる。最後まで憎々しいのは、新人看守のパーシー。この役者さんも本当にうまい。
長いけれども飽きない
悲しいのか、感動的なのか、一言では感想が言い表せない映画です。本当にいろいろなことを考えさせられました。この映画では善と悪がとてもはっきりしていて、でも善だからと言って必ず幸せになれるわけではない、正直者がバカを見るみたいな内容です。世間では名作と言われていますが、はっきり言って好き嫌いがかなり分かれる映画だと思います。映画が終わってからもスッキリはしませんが、私は好きです。号泣するし、目を背けたくなるシーンもある。でも、しばらくするとまた観なくなってしまう、そんな映画です。ショーシャンクの空にと監督が同じです。この2本は観たことない方にはぜひ一度みていただきたい作品です。
残酷だな
この映画色んな事を考えさせられました胸がいっぱいになって本当に苦しかったこの映画の事をオカルト映画だという人もいますが私はオカルト色は一切ないと思いますこの映画は人間の事を描いているんです色々と印象的な場面がありますが人間って本当に残念な生き物だなって悲しくなる事が多かったですいつも綺麗で真っ直ぐな人が結局は損をしてしまう世の中なんでしょうか?それともこんな世の中だからそういう人はこの世界に存在しない方が良いという事なのでしょうか?引っかかりはとけないままですがこの引っかかりかなり大事にしないといけないものだと思うから本当にこの映画、見て良かったです
「神様」の存在を感じました
純粋で無垢な黒人の死刑囚。彼は実は不思議な能力の持ち主で、それを知った看守たちは彼を死刑から救おうと努めます。彼の力は、触れることで人を救う、という能力です。実際、彼が逮捕された「事件」でも、殺された少女を「救おう」としていたところを、見つかり、捕まったのです。彼の心は真に純粋で、美しい心を好み、醜い犯罪を憎んでいます。例外なく、まっすぐに。そんな彼の話す言葉一つ一つに、私は神の存在を感じたような気がします。神が気まぐれにも与えた能力で、苦しんでいるこの男性の言葉は、ほんの少し苦味をおびていたような気がします。神を信じる、信じないにかかわらず、人知を超えた存在を感じる映画だと思いました。
トムハンクス超話題作
トムハンクスの超話題作です。この作品の他にも名作はありますが、これは超名作ではないでしょうか。内容も感動します。アメリカの刑務所の中のストーリーである大男が刑務所に入りますが彼は悪い心を持っていなかったため刑務所の中では孤立していました。彼の特殊ななヒーリング能力により彼は病人を直し始めます。超能力とでも言えます。何回か続けていくうちに彼が悪い病気を吸ってしまいます。トムハンクスは刑務所を出ます。感動です。この大男は刑務所の中で死んでしまいますが、この男と主人公の友情を描いた作品になります。見ていて泣けてきます。感動する作品の一つになりました。オススメです。
3時間の長さを忘れさせてくれます!
死刑が存在する国って切ないと思います。公開で処刑する事を受け入れているのですから・・・そんな事を思いながらみました。グリーンマイルと呼ばれる通路を通って電気椅子に向かう受刑者たちに安らかな死を迎えさせてやることが主人公トムハンクス演じる看守の役目なんです。人の死を弄ぶものもいれば、どうにか冤罪がはれないかと必死になるもの。涙なくてはみれない作品でした。自分が看守の立場にいたらきっと、精神的におかしくなってしまうだろうなーと。「もういいんだ。ひどく疲れた。生きたくないんだ。」酷い人種差別の中生きてきて、最後には冤罪で人の手によって命を奪われるジョン・コーフィの言葉が耳を離れなくなります。
寝てしまいました。
名作だということで、この作品をレンタルして、自宅で友人と観たのですが、途中で二人とも寝てしまい、起きてもまだ続いていました・・・巻き戻してまた見ましたが、やはり長いです。冗長な感じです。なんとなくオチも想像がついてしまったし、コフィーは冤罪のまま報われないし、最後かわいそうすぎるし、トム・ハンクスの尿路結石?のくだりってあそこまで長々やる必要あったかなと思いました。それもこれも、この話がこんなに長いから不満に思うことだと思うので、もうちょっとうまくまとめられなかったのかなぁと思いました。感動するシーンも多々あったので、あえてダメだししてみました。
冤罪でも、死刑の電気椅子に向かう「グリーンマイル」
スティーブンキング原作の作品で、同様に牢獄、監獄ものの「ショーシャンクの空に」があるが、内容は全く対照的で、結末も真反対の結果が面白い。元より、キング原作の作品は人間の業を徹底的に追及して、超常やホラー現象にまでしてしまう奇抜な面が多いようです。グリーンマイルといいう意味は、人間が死を迎えるときに通らなければならない必然的なロードで、そこには人間の性(さが)を選択する余地はない。 そして、その結果が冤罪と分かっていても死は死なのである。この映画は、冤罪がテーマのような気もするが、どうも其ればかりではないし、人間の理不尽、不条理さや愛情も絡めて生の醜悪さと尊厳が併せ持ち、それらの人間臭さを超常現象を織り交ぜて、進行して行く秀作なのです。巨体の黒人死刑囚コフィーが送られてくるが、そのコフィーが不思議な力で周囲の人を癒してゆく。 看守長のポール(トム・ハンクス)は、彼が殺人者でないと悟るが、...この感想を読む