恋におちたシェイクスピアの感想一覧
映画「恋におちたシェイクスピア」についての感想が5件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
華やかな舞台劇の世界。
数々の名作を生みだした劇作家、シェイクスピアの若い頃のエピソードを、「ロミオとジュリエット」の誕生に重ねて描いた作品。シェイクスピアの恋の相手が、男装の女優という設定が面白いです。史実を元にしたファンタジーで、ヒロインが男装していてもどうしても男性には見えなかったり、設定は少し無理があるようなところもありましたが、舞台装置の細かさや当時の貴族の事情などが丁寧に描かれているので、あまり気にならず楽しんで見ることができました。主演の二人のほか、脇役の俳優陣も個性的でいい味を出していて、舞台劇を見ているようです。華やかな、満足感の高い作品です。
真実の恋物語
残した作品のすべてが不滅の名作となった言わずと知れた大作家ウィリアム・シェイクスピアが恋をしたという話です。基本的にはフィクションなのでしょうが、よく歴史的背景が調べられていて、エリザベス王時代の演劇の事がよく分かる作品です。ロミオとジュリエットのプロっとに沿って話は進みます。しかし、様々なシェイクスピア作品の含蓄が含まれていて、シェイクスピアのことしえば知るほど面白くなってきます。知らない人でも、シェイクスピアの市場に満ちたセリフがロマンチックへ誘うでしょう。主演の二人だけでなく脇役に至るまで皆良い味を出しています。アカデミー賞を総なめにしたのは納得できる作品ですね。
名作です。アカデミー賞も獲得しました
この物語の内容はロミオとジュリエットの初演を背景としていますね、この本のシリーズはかなり世界で知られている超有名小説からきています。最後はかなり感動で納得のファイナルです。見るからに楽しいという面もありこん作品の映像化は成功しています。またBGMなどの音楽もかなり良い感じでオーケストラな感じで作業しておりますので見ていて挿入されるとボリュームが有りとても臨場感がありました。主演もいいし、キャストもかなり実力派ぞろいなのでたまにこのような映画をみると刺激になります。見ていれば分かるクオリティなので知る人ぞ知るような感じですね。かなりオススメ出来ます。よい作品です。
舞台作家の悲喜劇
色々と謎の多いシェイクスピアですが、だからこそ出来る実際のシェイクスピアとかけはなれた自由な設定を活かした作品だと言えるでしょう。映像的には、当時の英国の芝居小屋の雰囲気が実に良く出来ていると思います。とくにペストが蔓延したロンドンの暗い世相なども映像としてみる価値はあると思います。『ロミオとジュリエット』の初演にまつわる裏話的な物語なのですが、恋愛映画としても良く出来ており「ロミオとジュリエット」の台詞をうまく活かした形での、悲哀を描いた作品となっていて、物語として非常に良く出来ていると思います。しかしながらエリザベス1世やクリストファー・マーロウなど、歴史上の人物を詰め込みすぎた感じは多少ありると思います。
シェイクスピアそのものを描く
劇作家のシェイクスピアの作品ではなく、その人に焦点をあてた作品です。本当の実在したシェイクスピアの姿(と思われるもの)を中心に恋愛ドラマに絡めて仕立て上げています。グローブ座の脚本を書いてるシェイクスピアはスランプに陥っていましたが、ある日俳優志願者が訪れます。魅力ある青年の正体は実はとあるお嬢様が男装したもの。相手の魅力に惹かれ始めていたシェイクスピアは創作意欲を取り戻し執筆を重ねて行き、ある時に屋敷を訪れた際に彼女の正体を知り、恋に落ちます。しかし彼女には決められた相手との結婚が控えており、さらに当時は女性が劇場に出ることが許されておらず、閉鎖されるなど災難が続きます。その中で二人の愛を軸にして最後のクライマックスを迎えます。シェイクスピアは有名な割には謎が多い人物です。その人そのものをテーマにするというのは新鮮でしたが、ただの伝記映画でなく、恋愛ストーリーと絡めた良質の出来になっ...この感想を読む