ライフ・イズ・ビューティフルの登場キャラクター
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エリゼオ・オレフィチエ
グイド・オレフィチエ
ライフ・イズ・ビューティフルの感想
「そこ」にいた人々の等身大の視点を感じさせる一本。
ロベルト・ベニーニが監督・脚本と主演を兼ねた、ナチスの強制収容所に送られたユダヤ系イタリア人親子の物語。収容所内の描写が静かで、直接的な表現は押さえられているにもかかわらず、ヘビーです。父・グイドの行動がとくに喜劇的に表現されている嫌いはありますが、そこにいた人々は常にどこかに押し込められていたわけではなく、そこにも社会があり、さまざまな取引や葛藤などがあったことは、フランクルの「夜と霧」などを彷彿とさせます。ラストに向かっての若干唐突に感じられる流れも、戦況によって簡単に投擲されたり命を奪われたりした人達の立場を、むしろリアルにあぶり出しているように思います。