ランボー/怒りの脱出の感想一覧
映画「ランボー/怒りの脱出」についての感想が4件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
若干古い映画だけど・・・
この映画は既に私は何度も見たけど、個人的に魅力だと思うのは、スターローンによる迫力ある演出だけでなく、アメリカが冷戦時代に経験した戦争というものを生々しく描いているところだと思う。戦うのはもちろん兵士同志なのであるが、結局は市民も犠牲になってしまう。そして国のためにと己の命をささげて戦う兵士をあっけなく見捨ててしまうというところも戦争というものの恐ろしさを感じとることができ、もし、戦争が起これば、これこそが現実的に起こり得るのだなという実感を感じ取ることができる。こうした感覚というのは、ただ、学校の歴史の教科書で「戦争は悲惨だ」という事実を口頭で教えるよりもはるかに効果があるものではないだろうか。ところで主演を演じているシルベスタースターローンについてだが、よく自分が比較をする俳優でシュワちゃんがいるのだが、同じ筋肉君であり、アクション俳優だけど、ランボーはやはりスターローンが似合って...この感想を読む
アクション映画の王道
シルヴェスター・スタローンさんが演じる正義感溢れる孤高のヒーロー、ランボーが終始派手なアクションを見せてくれます。様々な武器を使いこなし、時にはヘリをも操縦してド派手なアクションを繰り広げ戦う姿は観てるこちら側をも熱くさせてくれます。とにかく銃撃戦、爆発シーンが多く、まさにアクション映画、という感じですね。しかしそれでいて敵の基地へ潜入、捕虜たちを救出し一緒に脱出を試みたりと、緊張感もありなかなか飽きさせません。まぁ実際のリアルな戦場であんな風に戦うことはあり得ないでしょうが、ランボーなら意外と戦い抜いてしまうのかも。とにかくド派手なアクション映画を観たい、という方には今でもオススメできる作品です。
孤島の男、ランボーの凄さ!
戦時中のヒーローなどは正に彼のことをいうのでしょう。彼は同じグループ内で戦時中に裏切りに会い一人になります。その正義感の強さは、彼のみ持ち合わせていて、孤独になっていくランボーは、一人でその正義を貫きます。この作品で登場するロケット方はかなり迫力があり爆発のシーンでは家や基地もろとも粉々にぶっ放してます。このへんが大きな見どころでもありアクション映画の醍醐味をついています。かれは走る、隠れる、殺す、爆発するで、視聴者をあきさせないことは確実です。ほんとに素晴らしいアクション映画ではないでしょうか。何度か見ましたが見るたびに彼の凄さが伝わってきます。オススメです。
裏切りと報復
前作で暴れたベトナム帰りの主人公、ランボー。刑務所に服役していますが、かつての上司のトラウトマン大佐から恩赦をもらえる条件にベトナムの捕虜が囚われている実態を調べにいくことを依頼されます。CIAや現地の調査員の助けを借りて、証拠写真どころか実際に捕虜を救出して脱出しようとしますが、その直前において味方のヘリに置き去りにされます。捕虜にされて拷問を受けるも、持ち前の超人的なパワーと技量で脱出し、激しい戦闘を経てアメリカに帰国します。見所はやはり潜入して脱出するまでの凄まじいアクションです。高度な武器を駆使し、単身で高い戦闘力を示して戦い抜きます。これがただの戦争映画と違うのはやはり前作の「影」を引き継いでいることです。無残に敗北したベトナム戦争帰りであって、「国に裏切られる」という設定が重しとなり、当時の国家不信のようなものが反映されています。