モーリスの評価
モーリスの感想
これぞ英国映画!
文芸小説、英国美形実力派俳優、同性愛、これが3つ揃ってこそ、英国映画だと、私は思っています、あくまでも個人の見解です。今でこそラブコメ俳優イメージのヒュー・グラントがプラトニックな同性愛を信奉し、主人公モーリスをその世界に引き込みながらも、世間体悩み、無難な女性と結婚してしまう美しい上流階級の青年、クライヴを演じています。英国で同性愛が禁止されていたこの時代に、モーリスもクライヴも自らの立場と性癖で悩み、クライヴが自分だけ無難な道を選んでしまう、それは分からなくもないですが、あんまりじゃないのかと思いました。そしてモーリスは使用人の、自由奔放に思うがままに振舞うアレックに同性愛者であることを見抜かれ関係を持ち結ばれる。とにかく映像が隅から隅まできれいです。