あっけら貫刃帖のあらすじ・作品解説
あっけら貫刃帖（あっけらかんじんちょう）は、小林ゆきの漫画作品である。週刊少年ジャンプにて2002年11号から連載を開始、同年22・23合併号で終了、単行本として全2巻を刊行している。 今作品は、江戸町の町に現れた刀魔（とうま）という辻斬りにより、父を殺され仇討ちを誓う山本青葉と、刀魔討伐隊「刀狩衆」の一人裂鬼助（さきすけ）を中心に描く、時代劇アクションである。 ある満月の夜、江戸城にあらわれた侵入者は武士を切り捨てた。辻斬り騒動の話はすでに江戸の町・神田界隈に広がっていて、腕に覚えのある剣士ばかりが狙われ、現場には手足はらわたが四方八方に飛び散っているという。その手並みの鮮やかさと残虐なことから「妖（あやかし）」の仕業とも噂されていた。そんな神田近辺を歩き周り何かを探している山本青葉がいた。この青年は、例の辻斬に父を殺され、仇討をしようとしていた。 しかし、辻斬の刀魔に戦いを挑んだ山本は、返り討ちにされ死を覚悟した時、裂鬼助と名乗る子ども剣士に助けられる。以降、刀魔討伐隊・刀狩衆へ志願し、討伐隊とともに行動することになる。
