バロンのあらすじ・作品解説
ドイツ民話「ほら吹き男爵の冒険」をベースにした、1989年に公開されたイギリスのファンタジー映画。製作費は75億円、80年代最新鋭の特撮技術を用いた映像も話題となった。監督は「モンティ・パイソン」シリーズで知られるテリー・ギリアムで、アコーディオン男役でカメオ出演もしている。 トルコ軍が侵攻中の18世紀末ドイツ。「ミュンヒハウゼン伯爵の冒険」を上演中の劇場に、バロンを名乗る男が現れ、超人的な肺活量の小人や怪力の大男などが登場する荒唐無稽な冒険談を語り始める。が、誰にも相手にされずがっかりする彼を、10歳の少女サリーだけは励ましたため、彼はトルコ軍を打ち負かす約束をし、再び冒険へと旅立つが…。 バロンを「スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする」のジョン・ネヴィル、サリーを「ドーン・オブ・ザ・デッド」のサラ・ポーリー(子役)、ヴィーナスを「パルプ・フィクション」のユマ・サーマンが演じている。他にオリヴァー・リード、エリック・アイドル、ジョナサン・プライス、スティング、ロビン・ウィリアムズなど。
