バルカン超特急の評価
バルカン超特急についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が2件掲載中です。
各項目の評価分布
バルカン超特急の感想
スリラー、コメディ、ロマンスの三要素が融合した、動く密室を舞台に展開するスパイ・サスペンスの傑作 「バルカン超特急」
サスペンス&スリラーの神様、アルフレッド・ヒッチコック監督。イギリス生まれの彼は、「レベッカ」でハリウッド映画に進出するまでに、サイレント映画を含め、23本の作品を撮っていますが、この「バルカン超特急」は、そのイギリス時代の最高傑作ではないかと思います。ヒッチコック作品には「バルカン超特急」以外にも、列車をサスペンスの舞台にした作品が何本もありますが、中でも有名なのは「見知らぬ乗客」と「北北西に進路を取れ」で、ヒッチコック作品以外では、アガサ・クリスティ原作の映画化「オリエント急行殺人事件」が、贅沢なオールスターキャストの競演であまりにも有名です。そして、主人公の男女が互いに反発しながらも、手を組んでトラブルに立ち向かうという設定も、ヒッチコック作品の「サボタージュ」や「汚名」や「北北西に進路を取れ」などで見られます。この映画の舞台となるのは、チロル山麓のホテルとイギリス行きの国際特急...この感想を読む