大列車作戦のあらすじ・作品解説
大列車作戦(原題:The train)は1964年に日本で、1965年にアメリカで公開されたノンフィクション小説『美術戦線』(原作:ローズ・ヴァラン)を映画化した作品。 「影なぎ狙撃者」のジョン・フランハイマーが監督を務め、ジュールス・ブルッケンが製作にあたっている。 「5月の7日間」「フィールド・オブ・ドリームス」のバート・ランカスターが主役のポール・ラビッシュを演じ、フランクリン・コーエンとフランク・デイヴィスが共同作業で脚本を執筆している。 共演はイギリスで舞台俳優として活躍していたポール・スコフィールドと「現金に手を出すな」のジャンヌ・モロー、ミシェル・シモンら。 この作品はドイツ軍のヴァルトハイム大佐は軍事費の充てにパリの美術品を略奪する計画を立てており、女性館長のヴィラールは列車の操車係に計画阻止の協力を申し込むという物語である。
大列車作戦の評価
大列車作戦の感想
ルーブル美術館の絵画移送計画を阻止する、ナチスへのレジスタンス・アクションの傑作 「大列車作戦」
1944年8月------パリ解放がまじかに迫る中、パリ・ルーブル美術館に所蔵されている「フランスの栄光」とも言うべき、ルノワールやドガなどの絵画や美術品をナチス・ドイツの将校ヴァルトハイム(ポール・スコフィールド)が、自国に持ち帰ろうと移送する計画を実行しようとする。レジスタンスより、この計画の妨害阻止計画を依頼された仏鉄道のラビッシュ(バート・ランカスター)は、各地のレジスタンスの仲間の協力のもと、命懸けでドイツ軍と戦っていくが------。第二次世界大戦中の実話を題材に、壮大なスケールで「影なき狙撃者」「ブラック・サンデー」のジョン・フランケンハイマー監督が描ききった、実に痛快で迫力に満ちた、レジスタンス・アクションの傑作だと思う。ドイツ軍の美術品輸送を阻止せんとする「終身犯」「山猫」の名優バート・ランカスター扮する仏鉄道の修理士ラビッシュと、軍資金的な価値よりも絵画の芸術性に魅せられた「わが命つきる...この感想を読む
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