寡黙の刻のあらすじ・作品解説
寡黙の刻は、1998年からウルトラジャンプ誌で連載されたよしのひろみち氏原作のハードSF漫画。コミックスは全3巻でその描写で話題になった。舞台は近未来、突如落下した隕石により核戦争へと発展して、地球上が人類の住めない環境になってしまった。 その一部の人類が城塞を築き、シティと呼ばれる都市に住んでいる世界、荒廃した世界から守るためその世界での科学技術、小さいブラックホールを使いタイムトラベルをする、そして三人の人間がタイムトラベルを使って過去の歴史を改変していく重厚な物語。世界の設定が非常に緻密で細かく描かれている、この寡黙の刻はSF的な内容でも、人類を救うためだけでなく愛する人との葛藤など人間味があふれる内容になっている。 ハード系SF漫画の世界観が高く、読んでいて引き込まれる物語と画力がほろ苦い人間性をより引き立たせている、本編以外にも短編が収録させていて三部作のものもありボリュームも高い。