サムソンとデリラのあらすじ・作品解説
サムソンとデリラは1949年にニューヨークで公開されたパラマウント映画配給の映画であり、アカデミー賞5部門にノミネートされ、その内美術賞、衣装デザイン賞を受賞した作品である。 原作は旧約聖書「士師記」の第13章から第16章にまたがって書かれるサムソンという男の物語であり、この物語を元にオペラ、1996年公開の映画などが製作されている。 この物語は怪力の持ち主であるサムソンがセマダールという娘に求婚するも、サムソンに恋するデリラの暗躍によってセマダールは殺され、それでもサムソンの愛を得られぬと知ったデリラが、サムソンの怪力の秘密を探り彼を粉ひきの見世物へと墜すといった愛憎入り混じる史劇となっている。 監督は映画業界に多大な貢献をしたとして1952年にゴールデングローブ賞内に自分の名を冠したが設立され、一人目の受賞者となったセシル・B・デミル。女優であり発明家でもあるヘディ・ラマーが魔性の女デリラを熱演した。