はだしのゲンのあらすじ/作品解説

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はだしのゲン

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はだしのゲンのあらすじ・作品解説

はだしのゲンは、中沢啓治による漫画作品であり、時代に合わせて週刊少年ジャンプや文化評論などの様々な雑誌に掲載されていた。第二次世界大戦の戦中と戦後の日本の広島を舞台にした作品であり、原子爆弾による被爆など多くの重いテーマを取り扱っている。 コミックスは、数社の出版社から発売されており、愛蔵版や文庫版も発売されている。翻訳されて海外の数多くの国においても発売されており、幅広く多くの人に評価を得ている作品でもある。 物語は、主人公である中岡元が広島に投下された原子爆弾によって家族を亡くしながらも逞しく生きていく様を描いている。主人公の体験する出来事や気持ちは、作者が体験した事柄を元としており、非常にリアリティに溢れているという特徴がある。 テレビアニメ化や、実写映画化などのメディアミックスも盛んに行われた人気作品であり、日本の歴史や平和に関するの勉強の教材としても、多くの小学校や中学校で使用されている。

はだしのゲンの評価

総合評価
4.004.00
(1件)
画力
4.504.50
ストーリー
4.004.00
キャラクター
4.004.00
設定
3.503.50
演出
4.004.00

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はだしのゲンの感想

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はだしのゲン~中沢啓治~

自らが経験した実体験を元に、戦争と原爆の悲惨さを訴える中沢啓治氏の代表作です。物語の序盤に原爆が投下され、以降は戦後の日本を生きるゲンたちの姿が描かれていますが、これは戦争や原爆そのものだけでなく、それらが戦後の世界にどのような影響や苦しみを残したかを強調するものとなっています。生き残ったにも関わらず原爆の後遺症で苦しむ人、戦場で負った心身の後遺症から真面な社会復帰が妨げられている人、親兄弟をすべて失い犯罪に手を染めてまで生き抜く浮浪児の存在によって、戦争はそれに関わる全ての人を不幸にするというメッセージを常に伝え続けています。現在も安保法制や憲法改正の議論が各所で続けられていますが、戦争そのものだけでなく、戦争が戦後の世界に何をもたらすかまでを考えて議論している人がどれほどいるでしょうか。また、ゲンや隆太ら主要人物が綺麗な女性に目がなかったり、時折ふざけた描写が描かれているのは、「子...この感想を読む

4.04.0
  • blass007blass007
  • 63view
  • 577文字

はだしのゲンの登場キャラクター

中岡元

よみがな:なかおか げん ニックネーム:「ゲン」 性別:男性 所属:中岡家の第四子・三男 性格:お調子者だが、根は真面目な性格。 価値観:思想は戦時中の父親の強い影響および戦争直後における悲惨な体験から、軍国主義や天皇制をその元凶と信じている。戦争を憎んでいるために、戦争を美化したりする者に対して...

中岡大吉

中岡浩二

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はだしのゲンの名言

踏まれても踏まれても真っ直ぐ伸びる麦のように強くなれ

中岡大吉

育ててきた麦を嫌がらせで荒らされ、子どもらに伝えた言葉。 戦争に反対する中岡家に対する嫌がらせにも屈せず、信念を曲げず強く育てよとゲンたち子どもらに伝えるシーン。

この世でもうけた物はこの世に返して 生まれてきた時と同じようにハダカになって死んでいけばええんじゃ

近藤隆太

仲間のノロが親戚のおじさんに財産を取られそうになった時、隆太がそのおじさんに言ったセリフ

朝鮮の人や中国の人みんなと仲良くするんだ。 それが戦争を防ぐたったひとつの道だ。

中岡大吉

主人公、中岡元が朝鮮の人を馬鹿にする歌を歌った際に、中岡大吉が叱りつけて平和への道筋を説く場面。

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