現金に体を張れのあらすじ・作品解説
現金に体を張れ(原題:The Killing)は1956年にアメリカで、1957年に日本で公開されたアメリカのクライム・ムービー。 「2010年宇宙の旅」「シャイニング」「時計じかけのオレンジ」などヒットを生み出してきたスタンリー・キューブリックのハリウッド映画進出第1作目である。 原作はライオネル・ホワイトの『逃走と死と』。 配給元はユニオン。 主演には「三人の狙撃者」「1900年」のスターリング・ヘイトンが抜擢。 共演に「ベン・ケーシー」のヴィンス・エドワーズ、コリーン・グレイ、ジェイ・C・フリッペンらがいる。 脚本はキューブリックと共同で「突撃」のジム・トンプスンによる共同で製作にはジェームス・G・ハリスが参加。 この作品はムショ帰りのグレイが立てた強盗計画に不倫する妻を持つ男・悪徳警官の男など人生に難を抱える男達が計画に参加し見事計画は実行したはずが…という物語である。
現金に体を張れの評価
現金に体を張れの感想
無への奔流
競馬場から多額のゲンナマを強奪しようともくろむ雑多な経歴と目的を持った男たちの顛末を、シニカルでハードボイルドなタッチで描く犯罪映画。スタンリー・キューブリックの劇場初公開作品に『恐怖と欲望』があるが、これと同じく人間の内面に潜んでその者を突き動かしてやまない欲望とその多様な種類を分析的に描き出している。クライマックスで、空港の滑走路において強奪した紙幣の山が粉を吹いたように撒き散らされるシーンには、膨大なエナジーが全くの虚無に帰する快感を味あわせてくれる。犯罪仲間が次々と命を落とすストーリーは、タランティーノやコーエン兄弟に影響を与えているのかもしれない。
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