ギルバート・グレイプの感想一覧
映画「ギルバート・グレイプ」についての感想が4件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
切なくて懐かしい気持ちにさせる
生きるということを考えさせられる映画です。 自閉症のディカプリオの演技に一目ぼれしちゃいました。 それを支えるジョにーデップもカッコいいし、ジュリエット・リュイスは、外見は全然大した事ないんだけど、すごく雰囲気を持ってる女優さんで、彼女が喋るとスッと引き込まれてしまうそんな不思議な感じの人です。 それぞれ、順風満帆に人生をいきているわけではなく、どちらかというと現実って残酷だし、不公平だしっていう中に生きている人たちで、でも観終わった後は、私も頑張ろうって思えてくるのです。 ジュリエット・リュイスが、「でもいいの。それが私の人生だから。」って言うシーンがあるんですが、十何年経った今でもそのセリフを思い出すんですよね。 私も、どんなことがあっても自分の人生だから。自分を大事に一歩ずつ前をむいて生きていこうって思います。
小さい頃に観た映画。こんな豪華なメンツだったのね。
このパッケージをみて思い出した作品。ものすごく懐かしいです。なんといってもレオナルド・ディカプリオの演技が素晴らしいんです。知的障害者なのですが、彼の演技には何の違和感もなく、純粋無垢な演技にすぐ感情移入できました。そして当時は気づかなかったのですが、このギルバートグレイプはジョニー・デップなんですね(笑)今さら気づいて更に驚いているところです(笑)そしてヒロイン役のベッキーを演じたジュリエット・ルイスもはまり役で、とても清潔感のある素敵な女性なのです。そして、このお話なのですが、とても考えさせられるいい映画なのですが、最初から最後までいい話なわけではなく、人間の愚かさだったり、汚いところまでも描かれた映画で、その点も含めて私はこの映画が大好きで、とてもいい映画だと思います。
レオナルド・ディカプリオの演技に脱帽
この映画の見どころは、やはりレオナルド・ディカプリオの演技ではないでしょうか。重度の知的障害を持つアーニーを演じているのですが、少年っぽさもありそして時々出すとんでもない行動も本当に脱帽でした。内容は、父親が自殺して以来過食症になり家に閉じこもっている母親と知的障害を持つ弟、そして2人の姉妹の面倒を見ているギルバートの話なのですが、ギルバートの心の葛藤(自分がやりたことができない。町から出たくても出れない)と、家族を思う気持ちがよく描かれていると思います。ジョニー・デップ、レオナルド・ディカプリオと今やハリウッドトップクラスの俳優が若い頃に出ている作品なので、見たことない人も1度は見て欲しい作品です。
レオナルド・ディカプリオが初々しい
レオナルド・ディカプリオが、まだ、少年っぽい感じで素敵です。彼の出演作の中で、私はこの役が一番好きです。彼が演じる純真無垢な知的障害をもつアーニーは、この作品の中で重要な役割りを担います。ディカプリオと同様に、今では世界的な有名俳優となったジョニー・ディップが演じるのがギルバート・グレイプ。彼は、弟や母の世話や日々の暮らしに追われ、生きる目的を失いかけている田舎の青年。ただただ広がる田園風景が、ギルバートの置かれた状況を表しているようです。今やハリウッド映画には欠かせない大物俳優が、華やかさとは無縁の平凡な田舎の青年役を演じているのが面白いです。この映画の未来に、今の彼らが存在しているのだと思うと、ちょっっと不思議な感動があります。