夢幻の如くのあらすじ・作品解説
「夢幻の如く」（ゆめまぼろしのごとく）は本宮ひろ志による漫画作品。「スーパージャンプ」（集英社）に1995年まで連載された。単行本は全12巻が発行されている。 物語は戦国時代の史実を下敷きにしたファンタジー。本能寺の変で炎に巻かれ自害したはずの織田信長、しかし彼は不思議な「天からの光」を浴びて蘇った。これは神の意志であり天から課せられた使命があるのだ‥‥と悟った信長は「天地夢ノ助」と偽名を使い、家臣である羽柴秀吉が天下を獲るのを手助けする。秀吉に日本をまかせると夢之助＝信長は日本を飛び出して中国、モンゴル、そしてヨーロッパと「世界制覇」を目指してゆく。満州族のヌルハチ、ロシアのイワン雷帝、ヨーロッパではエリザベス一世やアンリ４世といった面々が現れ壮大な絵巻を演出する。また蘇った信長は「苛烈な猛将」から一転「寛容な智将」として描かれる。 本作のメディアミックスとしては1993年発売のスーパーファミコン用ソフト（インテック社）、2010年のパチスロがある。
