BLUEの評価
BLUEの感想
主人公の右往左往が悲しい
島っていいよね島と東京。田舎と都会。ホームとアウェイ。対比としてはいい感じだなーと思います。島っていいですよね~…人は悩むと海を見る。自分が小さいことを思い知らされたり、癒されたり、さざ波の音に嫌なことも楽しいことも流れていく。で、別れ話を切り出すシーンにも、告白をしたいときにも、海ってピッタリなんですよね。なんでこんなに使われるんでしょう?森と海はともだちって言いますけど、森は暗くて影になることが多いし、海は世界がひらけて光の象徴である場合が多い。そう考えると、海って、「何も隠せない場所」って気がしてきます。だから、ポジティブでもネガティブでもどっちでも、正直な気持ちを打ち明けるのに適しているというか。さらに言えば、海はどこかと必ずつながっていて、離れていても近くにある気がしてくる。距離感覚を麻痺させる役割もある気がします。濡れ場にもよく使われるもんね。とまぁ「BLUE」というタイトルか...この感想を読む
ヒロインが嫌
豊かな島の雰囲気はいいのにね自然豊かでアットホームな島。そしてビルに囲まれてるせいなのか、ちょっと冷たい感じのする東京。それぞれの土地で起こる出来事の違い。そしてその感じ方の違いがうまく表現されている。山、海、川は、人間が感じている感情や、余計なことをリセットしてくれるパワーがある。だからこそ、迷った時には行きたくなる。別に都会に住んでいようが田舎に住んでいようがあまり関係なく、自然とその空気や流れる時間を求めてしまう。そういう気持ちは絶対理解できるから、人間は自然に逆らえるものじゃないって考えさせられてしまう。そういう場所では、なぜか素直になれてしまう。そして、そこに住む人間も素直である気がする。誰かに思いを告げるときも、どす黒い気持ちを吐き出すときにも、何も言わずにどーんと構えていてくれるから、美海だって島に帰ってこようと思えたわけだ。ところが、やはりどこにいようが人間というやつは...この感想を読む