おもいでの夏のあらすじ・作品解説
おもいでの夏は、1971年に公開されたアメリカ映画である。監督は、「アラバマ物語」「マンハッタン物語」「悪を呼ぶ少年」のロバート・マリガン。原作・脚本は、ハーマン・ローチャー。音楽は、「シェルブールの雨傘」「ロシュフォールの恋人たち」のミシェル・ルグラン。出演者は、ジェニファー・オニール、ゲーリー・グライムス、ジェリー・ハウザー、オリヴァー・コナント。 1942年、15歳のハーミーは戦火を逃れるために家族とナンタケット島に来ていた。友達ができ、夏の日々を海辺で過ごす年頃の彼らの関心事は女性のことだった。ある日、ハーミー達は丘にある家に住む夫婦を見かけるが、ハーミーは妻ドロシーの美しさに目を奪われる。その日からドロシーの事で頭がいっぱいになったハーミーは、ドロシーに接近していく。 思春期の少年のひと夏の出来事を描いたラブ・ストーリーである。 アカデミー賞にて作曲賞、ゴールデングローブ賞にて作品賞 (ドラマ部門)と監督賞、英国アカデミー賞にて作曲賞を受賞した。
おもいでの夏の評価
おもいでの夏の感想
やさしく美しい青春映画の佳作
「アラバマ物語」「レッド・ムーン」など、私の大好きなロバート・マリガン監督の「おもいでの夏」は、やさしく美しい青春映画の佳作だと思います。ニューイングランド沖合いの小島が舞台の、この映画の原題は「'42年の夏」。その年、その夏、15歳の少年ハーミー(ゲーリー・グライムス)が、ふとめぐり逢った年上の女への思慕と、思いがけない初体験を、切なさあふれる追想のかたちで描いていきます。太陽と海と砂丘。ひなびた避暑地でひと夏の休暇を過ごす、ワンパク三人組の少年たちは、もてあます活力を、異性とセックスへの好奇心に集中していきます。性医学書に興奮し、町の映画館にガールハントに出かけ、薬局へ勇気をふるって避妊具を買いに行ったりするのです。そんな息苦しくて、切羽詰まって、だがなんとも不器用で、滑稽な思春期のあせりを、映画はほろ苦い愛しさで回想していきます。主人公のハーミーが恋したのは、岬の一軒家に住む美しい人妻ド...この感想を読む
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