何も考えずに楽しんだ方が良い作品
犠牲と恋愛が描きたかっただけの作品原作は未読の状態でこの映画を観たが、全く感動できなかったわけではないものの、むやみに感動させたい(もしくは作り手側が感動したい)がために、無理やり「戦争をやっている世界」を作り出して、彼女を兵器にして、悲恋をさせて、最後バッドエンドにした、という感じの作品である。本来戦争に無縁そうな女子高生を武器として戦争に加担させることで、ああかわいそうに、普通の恋愛ができなくてかわいそうに、という部分だけを描きたかったのだと思う。観ていて単純な疑問として、そもそも何で戦争をしているの?と思ってしまうと、国家間の利害や戦争自体が終結しさえすれば、こんなに苦しまなくて済むのに、何が原因で戦争をしているのかと内容自体に無意味さを感じてしまう。主人公たちが無駄に苦労をさせられていないか?背景について考えてしまうと、そんな疑問もわいてくる。細かいことはどうでもよい主人公たち...この感想を読む
4.04.0
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