ウォーターワールドの感想一覧
映画「ウォーターワールド」についての感想が6件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
水中世界でのバトル
温暖化によって世界中が海に沈み、人類は僅かな浮島で生活しているという設定の映画です。そのため人々の交通の手段は船などであり、海賊が横行し、互いに争いあっているといういわば世紀末系の設定の舞台です。この映画で見ごたえがあるのは映像の表現に類することろでしょうか。確かに水上世界の表現などにははっとするものがありますし、それなりのバトルも出てきますが、いまいち入り込めませんでした。北斗の拳を海上にすればこのような設定になるかもしれませんが、十分に楽しめるアクションとプロットがあまり練られていないような気がしました。通常の映画としては個人的に出てる俳優が好きとかなら見て損はないと思います。純粋に楽もうとする観点からはあまり気に入るものではなかったです。
見ろ、金が水のように流れていく
主演のケビン・コスナーはかつてヒット作を連発していました。ショーン・コネリーに食われた『アンタッチャブル』、監督としての実力を認められた『ダンス・ウィズ・ウルブズ』、エンダーの『ボディガード』とありました。本作の失敗と『ポストマン』の失敗によるダブルコンボで低迷し、今ではB級映画止まりとなったケビン・コスナー。壮大なスケール、ハワイ沖での大がかりなロケによって映像は大作だが、中身が薄っぺらいB級レベルでお粗末すぎて盛り上がらない。海洋版『マッドマックス』という印象だが、悪役のデニス・ホッパーは今ひとつ乗り切れていない感じ。せっかくの世界観も映像だけで、それを魅せる演出や生活も設定の上で泳いでいるだけで実際のところ説得力がなかった。それでも金だけはかけているのでアクションシーンは見応えあるし、水だけの世界という点も見る分には面白い。どうせお金をかけるならば、目先のテクニックじゃなく、もっ...この感想を読む
USJのアトラクションは★5.0
USJのウォーターワールドのアトラクションが大好きでさぞかし映画もおもしろいのだろうという期待が大きすぎたのかなんだか大味な内容に少し微妙な印象の本作品。でも、設定はおもしろく、小物類なんかも凝っていたりして充分に楽しめる内容でした。USJのセットは、あれを再現してたのかーとかおぉ、このシーンはショーでも見たなとか映画の中で気づくことも多かったのでUSJのショーを見る前に予習として見ると楽しさ倍増かもしれません。デニスホッパーの悪役ぶりは、理想的です。温暖化や水不足なども人事ではなく結構、現実味を帯びてきましたね。節水節水。
見所はあまりないかもしれません
地表がほとんど失われた、水に覆われた世界という設定自体は悪くないのですけどね。結局のところその設定を戦闘シーンでしか活用されていないような気がしますね。その戦闘シーンも特に記憶に残るようなものでもないので、1度見てしまえばもう十分かな、、と思ってしまいます。もともと、ストーリーとしてなにか目を引くものがあるわけではないので、アクション性が重要なポイントになると思うのですが、そのアクションの醍醐味である戦闘シーンもこの程度だと、あまり高い評価にはなりませんね。せめて、水に覆われた世界から脱却して大地を復活させる!くらいのスケールの話だったらもうちょっとインパクトがあったように思えるのですが、残念です。
ケビン・コスナーの名作
ユニヴァーサル・スタジオ発ケビン・コスナーの名作ですね。これはかなり手が込んだ作りで面白い。特に衣装やその世界観を作り出しているかなりのバブル作品ですね。この地球はついに北極の氷が溶けかいめんが休場してしまい水だけの世界になってしまいます。この架空現実的なのがいい。かなり本格的な未来の話になっていて注目です。そんな状況下でも人類は、生き残ろ最後の島と呼ばれる場所を目指します。ここで海賊のような奴らが邪魔に入ります。見ていて爽快なジェットスキーなども出てきます。1995年度のアメリカでのヒット作でした。独特の世界観と爽快な海のストーリーはこの一本はオススメです。
楽しめないのは私がひねくれてるせい?
なんだかツッコミどころ満載な映画、というのが全体的な印象です。そもそも、地球温暖化で氷河が解けたからってそこまで水位上がるか?とかね。こういうこと言うと、そこはあえてツッコまないでいいんじゃない、と空気読めない人扱いされることがよくあります…いや、私もSFものに対して、設定の矛盾とか疑問をあげたらきりがないってことは承知しています。でも、面白い映画はそういうところが不思議と気にならないものです。逆に言うと、どれくらい違和感を持たずに見られるかっていうのが面白さにつながると思うのです。SFに限らず。そういう意味でこの映画は、着想は面白いけれど、それを観客に納得させるだけの演出や映像美などの他の要素がすこし物足りないと感じてしまいました。