イルカの日の評価
イルカの日についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
イルカの日の感想
人間同士の心の通じ合いや理解と愛情の問題を考えさせ、人間に対する厳しい問いかけを感じる 「イルカの日」
「イルカの日」という映画は、当初SF映画として紹介されていましたが、観終えた感じでは、そんな風なものではありませんでした。"サイエンス"という枠づけが無意味であるように思われたのです。この映画は、フランスの作家ロベール・メルルのベストセラー小説を、「キャッチ22」の才人バック・ヘンリーが脚色し、「バージニア・ウルフなんかこわくない」の名匠マイク・ニコルズが監督しています。そして、このバック・ヘンリーとマイク・ニコルズ監督は、かの名作「卒業」以来のコンビです。タイトル・バックは、イルカの能力を見せる場面が重ねられます。その最後は、円と三角と四角の図形をそれぞれ見せて、水上に置かれた円や三角や四角を持ってこさせる実験だ。そして、見学者らしい男の注文で、すでに水上にはない図形を見せると、取りに行ったイルカは、何も持たずに戻って来て、さらにその図形を見せられると、否定的なそぶりを見せるのです。イルカ...この感想を読む