ブラック・エンジェルズのあらすじ・作品解説
ブラック・エンジェルズは、平松伸二の原作漫画である。1981年から週刊少年ジャンプ誌上にて連載され、1985年に終了、単行本は全20巻が刊行された。 アルバイト生計を立てる青年の雪藤洋二には別の顔があった、その顔は「黒い天使」、法で裁くことが出来ない悪を自転車のスポークで暗殺することから、必殺仕置人とマスコミなどから呼ばれることになる。 ある日、洋二は悪徳金融会社に忍び込み、社長を暗殺する。その事件がニュースになった頃、ある強面の刑事が料理店へと足を向ける。この刑事の信条は「前科者は必ず再犯する」であった。前科者でもある料理店の店長・精二が金融業者殺害の重要参考人としてパトカーへ連行される時、ちょうど出前配達を終えた洋二が戻ってきた。 数日後、精二は釈放される。しかし、刑事の執拗な見張りや嫌がらせにより客足が遠のきはじめた時、刑事は精二の妹・ひとみに暴行するのだった。それを知った精二は、刃物を持ち警官の元へ向かう。
ブラック・エンジェルズの評価
ブラック・エンジェルズの感想
外道にならなきゃ裁き切れない悪もある、正義を語る外道と外道以上の外道との戦い
インパクトが強かった衝撃的作品週刊少年ジャンプの黄金期を支えた団塊ジュニア世代が、最初にジャンプを手に取ったころに連載されていたであろう漫画が、このブラックエンジェルズである。主人公の武器が自転車のスポークという身近な道具が恐ろしい凶器になるというのも斬新だったが、そのスポークが頭に突き刺さって悪者が絶命するシーンは、読み手の子供としてはなんとも痛そうでかなりインパクトが強かった。今改めて読むと、劇画調で絵柄に古臭さは感じるものの、最近の漫画にはない劇画特有の男臭さや渋さがあって、この時代の作家にしか出せないゆるぎない安定したカッコよさというものを感じる。ブラックエンジェルズはその集団の根幹にある指針のようなものは終始一貫しているものの、作中で敵対するものが変わっているため、色々な楽しみ方ができるのも特徴的である。勧善懲悪だったり、大きな組織との対決だったり、訳の分からぬ個性だけはやた...この感想を読む
ブラック・エンジェルズの登場キャラクター
羽死夢
よみがな:はしむ 性別:男性 国籍:日本 所属:ブラックエンジェル 特徴:小太りの青年 価値観:亜里沙に憧れている 特技:非常に身が軽い 決め台詞:聞け、地獄の響きを! 一人称:ワシ 暗殺方法:急所を握り潰す
美杉亜里沙
よみがな:みすぎありさ 性別:女性 国籍:日本 所属:鷹沢に仕える 特徴:シスター 決め台詞:罪深き悪魔の使徒よ、地獄の淵へ帰れ!! 職業:高校教師 偽名:佐野亜里沙 身体能力:一般的な女性よりわずかに上程度 暗殺方法:催眠術で相手を自殺、または自殺に見せかけて殺す
水鵬
よみがな:すいほう 性別:男性 所属:元竜牙会 特徴:マシンガン付きの特殊合金製義手を装着 特技:長時間水中に潜伏しても平気で、暗闇の中でも目が利く 物語上での目的:竜牙会を裏切った麗羅を抹殺する命を受けていた 職業:殺し屋 普段:単独行動を好む 暗殺手口:水を使って標的を窒息死させる 最大の必殺技:渦巻...