栞と紙魚子の生首事件の評価
栞と紙魚子の生首事件についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に漫画を読んだレビュアーによる評価が2件掲載中です。
各項目の評価分布
栞と紙魚子の生首事件の感想
奇才・諸星大二郎の入門書「栞と紙魚子」はギャグ漫画
日記のような淡々さ面白い作品に出会うと、何故、どこが面白いのか解析したくなりますが、諸星大二郎先生の作品は、解析不能です。感覚で、「いい」と感じるというしかないものを、無理矢理、解析しようと思います。「栞と紙魚子」のシリーズはを人に勧めた時、「なんで主人公たちが生首拾ってんのに、淡々とした顔してるのか意味がわからない」と言われ、その人が言ってることの方が意味がわからないと思ったことがあります。淡々としたところがいいのに!それで、思ったことは、ホラー漫画の場合、生首をみつけると主人公は「ぎゃー!!」。殺人鬼が近づく時は、何コマもかけて、来るぞ来るぞ・・・「ぎゃー!!」。こういったホラーの演出を取り除いた「栞と紙魚子」はホラー漫画ではなく、ギャグです。たとえますと、栞と紙魚子の日記です。「今日、パスタを食べました。」「今日、生首を拾いました。」それを、「おいおい、それってすごいことじゃないか」...この感想を読む