TO-Yのあらすじ/作品解説

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漫画レビュー数 3,136件

TO-Y

4.004.00
画力
4.50
ストーリー
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キャラクター
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演出
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1
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1

TO-Yのあらすじ・作品解説

TO-Yは上條淳士による日本の漫画作品である。週刊少年サンデーに1985年16号~1987年15号まで連載された。単行本は全10巻が発売されている。 主人公はパンクバンドでボーカルを務める高校生のTO-Yこと藤井冬威。彼は勢いでアイドル哀川陽司のライブを乗っ取り、相川のマネージャーに注目され、芸能界デビューを果たす。その中でヒロインの女子中学生ニヤや、トーイの従姉妹のアイドル森が丘園子と出会い恋愛模様を描いていく。しかし、彼の思惑とは裏腹にその音楽性よりも彼のルックスやスキャンダラスな生活と、音楽以外の面ばかり注目され芸能界に翻弄されていくことになる。 ライブシーンを意欲的に盛り込み、かつ歌詞をセリフ上で入れることなく楽器やキャラクターの表情を綿密に書き込むことで音楽が流れる様を表現している。読者の想像でTO-Yたちの歌声や楽曲を想像させる手法は後に発売されたアニメビデオでも活かされており、アニメのライブシーンでもボーカル入りの楽曲は流れずに、インストゥルメンタルが流れるようになっている。

TO-Yの評価

総合評価
4.004.00
(1件)
画力
4.504.50
ストーリー
4.004.00
キャラクター
4.004.00
設定
4.004.00
演出
4.004.00

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TO-Yの感想

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当時の音楽シーンがリアルに広がる名作

今読み直しても古さを感じさせないこの本を手に取ったのは、私が中学生のころだったから、もう30年以上も前になる。当時は気に入ったどんな漫画も単行本を買うということができるような経済状況でなかったから(おこづかいは確か月500円だった)、回し読みで回ってくる漫画には皆飛びついたものだった。「TO-Y」もそうやって回ってきたタイトルのひとつだった。中学生とはいえ、漫画だったらなんでもいいと言えるほど飢えているわけでもなかった自分が(当時は漫画の黄金時代だったから、口(?)が肥えていたのかもしれないけれど)、この漫画にはかなりはまってしまった。返してくれという催促をのらりくらりかわして、何回読んだことか。大人になってから、きちんと全巻「大人買い」たるのもで手に入れて、もう15年以上になる。上条敦士の絵は当時はもちろん、きれいでどこかセクシーで少年漫画にありがちな汗臭さと言うか、むさくるしさのな...この感想を読む

4.04.0
  • miyayokomiyayoko
  • 403view
  • 2027文字
PICKUP

TO-Yの登場キャラクター

森が丘園子

よみがな:もりがおか そのこ ニックネーム:ヒデロー 年齢(作品時):15歳(作中で16歳になる) 性別:女性 国籍:日本 所属:超スーパーアイドル 性格:勝気 特技:メイクアップ 本名:小石川 日出郎 従兄弟:藤井 冬威

山田二矢

よみがな:やまだ にや ニックネーム:ニヤ 年齢(作品時):15歳 性別:女性 国籍:日本 所属:中学生 性格:無邪気で誰とも打ち解ける 特徴:ショートカットにボーイッシュな服装でしばしば男の子に間違えられる 父親:船長 暮らしぶり:学校にはほとんど行かずトーイの追っかけをしている

藤井冬威

よみがな:ふじい とうい ニックネーム:トーイ 年齢(作品時):高校1年生 性別:男性 国籍:日本 特徴:類稀なルックスと、天性の音楽性をもつ 実家:軽井沢近郊の旧家である小石川家 従姉妹:スーパーアイドル「森が丘園子」 マネージャー:加藤か志子 デビュー前:パンクバンド「GASP」のボーカル

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