包丁人味平のあらすじ/作品解説

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漫画レビュー数 3,135件

包丁人味平

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画力
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1
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包丁人味平のあらすじ・作品解説

包丁人味平は、1973年から1977年に週刊少年ジャンプで連載された漫画作品。作画はビッグ錠、原作ストーリーは牛次郎が手掛けている。コミックスは全23巻。 物語は、料理界で名人と称される父を持つ塩見味平が、親元を飛び出して修行に身を投じ、料理人として成長していく姿を描いている。本作品は包丁試し編、点心礼編、荒磯勝負編、カレー戦争編、第1回全日本ラーメン祭り編の5つのエピソードから構成されており、連載は4年に渡ったが、劇中の時間はちょうど1年である。 史上初の料理漫画であると同時に、その後定番となる料理対決ものの原点。料理対決の場面ではしばしば実在の有名人が登場して場を盛り上げていたが、後に発売されたコンビニコミック版では肖像権の関係から架空の名前に変更されている。 1986年8月には月曜ドラマランドの放送枠にて包丁試し編にあたる部分をドラマ化。実際の親子である横山やすしと木村一八が味平親子を演じている。

包丁人味平の評価

総合評価
4.004.00
(1件)
画力
4.504.50
ストーリー
4.004.00
キャラクター
4.004.00
設定
3.503.50
演出
4.004.00

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包丁人味平の感想

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素朴な大衆の料理こそ実は奥深い

料理バトルの先駆け、しかしメニューはいたって地味最近では漫画の一つのジャンルとしてすっかり定着してしまった料理バトルという分野だが、そもそも最初は「包丁人味平」なのではないかと思う。色んな作品がある中、比較的古いこの作品が、週刊少年ジャンプで連載を見ていた世代より若い世代にも支持されている理由に、味平が作った料理が単純においしそうだからという点がある。近年出て来たグルメ系作品、味バトル系の作品は、料理も高級料理だったり、かなり珍しい料理で一般的になじみがないものなどで対決するものが多い。また、対決数が多く、一つの料理に長くこだわって極めるという漫画も少ない。味平は、序盤の包丁試しなどは高級志向もあり、近年のバトル漫画に近い構成になっているものの、後半のカレーやラーメンなど身近なメニューの勝負の方がかなり有名でインパクトがある。数百円で食べられるような料理を自分のポリシーに乗っ取って追求...この感想を読む

4.04.0
  • tamamatamama
  • 264view
  • 2036文字
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包丁人味平の登場キャラクター

塩見松造

よみがな:しおみしょうぞう 性別:男性 国籍:日本 所属:築地の料亭「かつらぎ」 性格:すぐにかっとなりケンカっぱやい性格 特徴:無口 価値観:職人肌の頑固親父 特技:活け作りに使用した、骨だけになった魚を再び水槽で泳がせる技を得意とする 職業:料理人 使い手:五条流の使い手

塩見味平

よみがな:しおみあじへい 性別:男性 国籍:日本 性格:負けず嫌いで頑固、短気 特徴:あらゆるもめ事、勝負に巻き込まれる 物語上での目的:一般の人が楽しめる、美味しくて安い料理を作る料理人を目指し、合格した高校へは進まず洋食屋となる 体質:魚を食べると蕁麻疹が出る 人の心に対して:かなり鈍感 職業:洋食...

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