らんま1/2の感想一覧
漫画「らんま1/2」についての感想が4件掲載中です。実際に漫画を読んだレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
天道あかねちゃんの心の変化。
天道あかねちゃんの心の変化。初期。天道あかねちゃんとは主人公の早乙女乱馬の許婚です。しかし高橋留美子先生はこの許婚設定が結構好きで、この作品だけでなく他の作品にもよく出てきます。それはそれとして中国で水を被ると女の子になり、お湯を被ると男になるという特異体質になってしまった乱馬くんとは最初から反りが合わなく、(それは不幸な事故のせいでもあると思いますが)初期のあかねちゃんはちょっとトゲトゲしています。髪の毛も長くして女の子らしいにはらしいのですが、大丈夫なのかなと思うくらい女の目から見てあまり可愛いと思えなかったわけです。天道あかねちゃんの心の変化。中期。初期からわかっていたことですが、髪の毛を長くして可愛らしくしていたのは、姉のかすみさんの影響でした。というのも、かすみさんを好きな接骨院の先生をあかねちゃんは好きだったのです。そこで少しだけちらっとあかねちゃんの健気さが出てきます。そ...この感想を読む
高橋留美子を伝説にした一作
『うる星やつら』『めぞん一刻』に続く、高橋留美子の表題作人間の才能とは、どれほどの可能性を秘めているのであろうか。たった一作の大ヒットならば、偶然だとも訴える人間もいるだろう。二作目のヒットならば、誰しもその実力を認めざるを得ない。だが三作目もヒットしたらーー大げさでもなんでもなく、その作者を天才といっても決して過言ではないのだろうか。高橋留美子は、『うる星やつら』『めぞん一刻』に続き、今回取り上げる『らんま1/2』まで長期連載、大ヒット、アニメ化まで成し遂げた。デビュー以来、続けざまに連載作品三作をヒットさせた、漫画界前人未到の怪物である。コメディを重視した『うる星やつら』と恋愛を重視した『めぞん一刻』、二つの作品は、似ているが方向性がやや違う。『らんま1/2(以下、らんま)』は、そのどちらもバランスよく配分した作品であり、高橋留美子の才能を決定づける一作となったのである。物語は、道場を営...この感想を読む
くっだらない復讐
乱馬とピコレットとの格闘ディナー勝負(ピコレットはそれと気づいていないが再戦)が前半部に載っていますが、やはり今回の肝は後半部でしょう。あかねとなびきの姉妹喧嘩、というよりかはなびきが相手をしないだけで一方的にあかねが怒っているだけではあるのだが、それに巻き込まれる形となった乱馬。乱馬がなびきのフォローをしたことに腹を立てたあかねは乱馬との許嫁の座をなびきに譲ると宣言。明らかにいつもの強がりではあるのだが、それを面白がったなびきが調子に乗ってしまったからさあ大変。天道家としても必ずしも乱馬とあかねである必要は無く、乱馬と3姉妹の誰かの許嫁という前提であるために周りも止めるに止められず。さあどうなる?!まあ、乱馬なんでいつもの感じではあるんですが(笑)
はちゃめちゃドタバタで面白い。
水を被ると女になっちゃう早乙女乱馬、水を被るとパンダになっちゃう早乙女玄馬。パンダの顔があんまり可愛くないのもまた良いです。天道あかねの髪の毛がまだ長くて、九能先輩のキャラがイタくて笑えて、もう本当に大好きな作品です。パンダになった玄馬がプラカード持ってコミュニケーション取るのも笑えるし、いっつも賑やかで楽しそうで、飽きないのが良いです。アニメも大好きでした。何回も読んで、何回も笑って、楽しんだ作品です。高橋留美子作品の中で一番好きなのがらんまです。読むと元気になる、この作品はお勧めです。また読みたくなってきました。