奥浩哉短編集 赤のあらすじ/作品解説

奥浩哉短編集 赤のあらすじ・作品解説

奥浩哉短編集赤は、GANTZで有名な作者・奥浩哉の短編作品である。奥浩哉短編集黒も刊行しており、赤は1992年にヤングジャンプ(集英社)にて連載していた変「HEN」に載っている「好」を中心にまとめられている作品で、その他「嫌」、「糸」、「雑」、「熱」の作品が描かれている。 主人公の山田あずみは、高校生ながらも他人には小学生に見間違えるほど小柄でチンチクリンな女の子であり、親の都合で福岡から東京に引っ越してきた。新しい学校へ登校する際、隣の部屋からあずみとは正反対なスタイルをもった吉田口ちずると鉢合わせる。ちずるはあずみと同じ学校で、クラスメイトの男子からも評判の高いマドンナ的存在であった。しかし、ちずるは男遊びが激しく毎晩のように遊び歩いて男の部屋から学校へ登校するのを見たあずみは野暮ったく感じていたが、次第にちずるの顔を見るたび胸の高鳴りが抑えられなくなってきてしまったのである。作品を通して同性愛をテーマとした作品が多く載っている短編集である。

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