戦国乱破伝サソリのあらすじ・作品解説
戦国乱破伝サソリは、週刊少年ジャンプにおいて2003年41号から53号まで掲載された戦国物のバトル漫画である。連載回数は全12回と微妙な誤差はあるものの、「ジャンプ伝統の10連載」として、ジャンプ読者からは認知されている。ちなみに、単行本は、全2巻だが掲載するページ数の関係上、本作のみの掲載ではページ数が足りないので、作者の内水融先生の読切作品「ガリアのヴェル」が戦国乱破伝サソリの1巻に、「詭道の人」が2巻に収録されている。 大まかなストーリーは、天下統一を成し遂げる為に、最強の戦闘集団を求める戦国武将織田信長が、部下の「なずな(ヒロイン)」と「斯波犬千代」に命じて、最強の乱波「サソリ一族」の五代目頭領「蠍無太郎」をスカウトするお話、当初は蠍無太郎が少年だった為に、その強さに疑問を持っていた二人も、強敵達に、尻尾(サソリ一族の証)を駆使して戦う蠍無太郎の姿を見て、その強さを確信するのである。この作品は週間少年ジャンプで、三度連載を持った内水融先生の初連載作品、経験不足ゆえ作画面の評価は芳しくないが、尻尾を使った独自の戦闘スタイルのアイデアは、漫画ファンに一定の評価を受けている。