狼なんて怖くない！！のあらすじ・作品解説
「狼なんて怖くない！！」は、週間少年ジャンプ１９８９年２０号に掲載された読み切り漫画である。 主人公は人狼一族の気弱な高校生、志月拓狼。満月を見ると狼男に変身してしまう能力のため騒ぎをおこしては転校を繰り返していた。しかしその先でクラスの人気者でありマドンナ的存在の早乙女さやかに一目ぼれしてしまう。彼女がバスケ部に所属していることを知り拓狼も入部。そこから漫画研究会なる存在も交えながらストーリーが展開する。拓狼は自分が狼男であることをさやかに告白しようとするが、彼女もまた吸血鬼であったというオチでファンタジーなラブコメディーである。 本作は「幽遊白書」「ハンターハンター」などのヒット作を生み出した冨樫義博の初期の作品で、デビュー作を含む6作の短編が収録された単行本「冨樫義博短編集」の表題作となっている。こちらは1989年10月に発売された。 この他に電子書籍としても2014年7月に発表されている。
