神々の山嶺の評価
神々の山嶺についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に漫画を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
神々の山嶺の感想
山岳マンガの最高峰
山に憑かれた男今まで色々な山岳系のマンガを読んできたけど、この作品ほど鬼気迫るものを感じた経験はなかった。主人公である羽生丈二は山のみに生きる人間であり生活の全てを山に懸けている。当初彼は「青風山岳会」なるものに所属しそのノウハウを覚えていくのだけど、そのストイックさと言い、他者とは一線を画していた。当然他の人たちとは軋轢が生じ、ザイルパートナーにも事欠くようになってしまうのだけど、そのあたりでそもそも一人で登った方がいいのではないかと違和感を感じるようになった。もともと私にはそういう知識はないのでわからないけど、実際に一人で登っている人もいるので(このマンガに登場する長谷もそのタイプだった)無理なことではないように思う。羽生が「おまえがいなければ登れないんだ」と激昂するシーンがあるけど、そういうのが少し羽生のイメージとは違っているように思う。そしてその違和感は羽生がクライマーとして成...この感想を読む