彼女っていうのは欲しいから作るとかそういうものじゃないだろ。好きな子ができて一緒にいて欲しいって思うから彼女になるんだろ。
滝川吉野
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絶園のテンペストはスクエアエニックスの月刊少年ガンガンで2009年8月号から2013年4月まで連載していたファンタジー漫画でアニメは2012年から2013年3月までMBS、TBSで放送していた。 作中、「世の中の関節は外れてしまった。ああ、なんと呪われた因果か、それを直すために生まれついたとは。」などシェイクスピアなどの文学作品から台詞がよく引用される。 ある日、不破愛花という少女が殺害された。復讐を考える兄、不破真広はある日魔法使いである鎖部葉風という少女が流したボトルメッセージから無人島に閉じ込められた葉風と繋がりそれをきっかけとし、真広は妹を殺した犯人を知るために、葉風は島から脱出するために契約を交わし、失踪。 そして真広の親友であり、実は愛花の恋人でもあった滝川吉野は日々を淡々と過ごしながらある日、謎の女性エヴァンジェリン山本と出会い襲撃される。そこを失踪した真広に助けてもらい、それをきっかけに吉野も真広に同行し旅をすることとなる。
初めはコッテコテの厨二アニメだと思っていたのに、葉風が復活したあたりからラブコメ路線…かと思えばギャグ路線…かと思えばシリアス…何だかめまぐるしいです。でも、このアニメの一番の見所は左門さんのテンパリ具合ですね。空間がぐにゃ~ってなるくらいテンパる左門さん。「彼氏ってなんだ…!?」ってなるのも致し方無いです。よく見ればイケメンなのになんか残念。良いキャラです。愛花ちゃんの飄々とした性格も良いですね。私は愛花ちゃん派です。全体で見るとやっぱり厨二臭さが強いですが、話が進むに連れ気にならなくなります。なんだかんだで最後まで見ましたが、伏線も回収していたし話としてはちゃんと繋がっていたので面白かったです。
『絶園のテンペスト』は、原作とアニメがほぼ同時に完結した珍しいタイプで原作にもかなり忠実な作品です。不破愛花という少女の死の真相を探るために旅をする二人の少年と絶園の木とはじまりの木をめぐる鎖部一族の争い、絶園の木の目覚めによる異変に奔走する政府の人々。沢山のキャラクターが登場する群像劇になっています。物語が面白くなるのは中盤から。序盤は登場人物がずっと机上の空論を語っていて、愛花の言動も不自然に感じますが、中盤以降は伏線の回収が始まって爽快です。「世界を救う」という登場人物の行動理由が恋愛、というのがなんだか人間らしくって面白い作品です。
この作品、絶園のテンペストは最初はまずなんとなくサスペンス的な要素から始まります。主人公は二人おり滝川吉野、不破真広。基本的にこの二人を軸にして物語は動いていきます。主に滝川吉野は頭脳としての役割、不破真広は行動の役割。といった感じにして真広にとっては妹、滝川吉野にとっては恋人の不破愛花という人物は誰が殺したのか・・?という真相を追っていくのが一期の基本的な流れになっております。しかしこんな感じでずっと続くのかと思う視聴者を裏切る如く二期からは急に雰囲気が明るいラブコメ的な話になっていきます。初見では驚きましたwそれでいてきちんと一期の謎も全てわかります。とても話の構成が上手いアニメだと思います
よみがな:たきがわよしの ニックネーム:吉野 年齢(作品時):高校三年生 性別:男性 国籍:日本 性格:冷たく思われがちだが心優しい性格 特徴:茶髪にヘアピン 癖:愛花の影響でテンペストを引用する 嫌いな食べ物:セロリ 物語上での目的:真広に巻き込まれる形で旅に出る
よみがな:はねむら めぐむ 性別:男 所属:工場で働くごく普通のフリーター 性格:気弱で頼りない 特徴:本気で怒ると相手を殴り飛ばす 物語上での目的:最後の決戦ではじまりの樹を滅する 女性関係:最近、「ゆっちゃん」という彼女に振られた 人物像:度胸や勘の鋭さを持っている 正体:不完全なバックアップの魔法...
よみがな:はやかわ たくみ 年齢(作品時):30代前半 性別:男 所属:黒鉄病対策本部長補佐 性格:野心があって手段を選ばない 特徴:山本を手駒にしている 立場:鎖部の魔法使いに対し、戦争を仕掛けることを宣言 エヴァンジェリン山本との関係:古い友人 鎖部一族との関係:祖父が鎖部一族の長と友人だった エヴァン...
滝川吉野
滝川吉野の友達、不破真広が吉野に彼女を作らせようとして女の子達を紹介した後の帰り際に真広のふとした一言で吉野を怒らせてしまった場面。