手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しくのあらすじ・作品解説
手塚治虫のブッダ赤い砂漠よ!美しくは2011年5月28日に公開された劇場版アニメーションである。 仏教の開祖・シッダールタの生涯を描く3部作の第1部として東映アニメーションにより制作された。第2部は2014年2月8日にBUDDHA2 手塚治虫のブッダ終わりなき旅が劇場版として公開されている。両作品のDVDも販売されている。 原作は手塚治虫のブッダで1972年から1983年まで少年漫画雑誌・希望の友(後にコミックトムに改名)に連載された作品である。実在の人物と手塚治虫が創作した人物が登場し、独自の世界観を出している。 シャカ国で待望の王子が産まれシッダールタ(目的を遂げる者)と名付けられた。偉大な聖者アシタは「この子は世界の王になるであろう」と予言する。成長したシッダールタは死に悲しみ、身分制度に疑問を持つやさしい青年となる。敵国コーサラ国の勇者チャプラとの出会いから運命が変わり始める、というストーリーである。 架空の人物であるチャプラの母の声を担当する吉永小百合がナレーションを担当している。
手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しくの評価
手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しくの感想
手塚治虫らしさを感じない
美しい映像クオリティー作品タイトルに「手塚治虫の~」と入っているから、手塚治虫のアニメ作品だと分かります。しかし、それが入っていなければ、手塚治虫のアニメ作品だと気付かなかったと思います。手塚治虫のアニメ作品は、画風が独特なので、すぐ気付くことができます。しかし、この「 手塚治虫のブッダー赤い砂漠よ!美しくー」という劇場版アニメにおいては、その「らしさ」を感じられないアニメ作品に仕上がっています。主要な登場人物は、美男美女で構成されていることも、「手塚治虫らしさ」を感じられない要素なのかもしれません。そして、映像クオリティーにおいても、非常に美しいです。スタジオジブリのアニメ作品と見劣りしないレベルの完成度だと感じました。やはり、今のアニメにおける映像技術は凄いです。手塚治虫アニメといえば、「三つ目がとおる」や「火の鳥」などを思い浮かべますが、比較してしまうと天と地ほどの差が感じられてし...この感想を読む