テイルエンダーズのあらすじ・作品解説
「テイルエンダーズ」はアニメーションの企画・制作を行う合資会社ピコグラフによるアニメ映画である。2009年の札幌国際映画祭で制作途中のパイロット版が公開され、2年後に完成したものがDVD化された。 舞台は遥か未来、人類が新天地を求め地球を飛び出し宇宙へと進出を始めた頃である。新天地として人類が定住していた惑星テルルスは数百年前に失敗に終わった環境操作の影響を受け、地殻変動や異常気象、生物の突然変異といった環境変動に悩まされていた。主人公の巴士郎はそんな不安定な環境の中でも伝説のレーサー”ルーザー・キング”を超える事を夢見て日々レースに参加する少年である。ある日の事故をきっかけに巴士郎は「惑星再開拓レース」に参加する事を余儀なくされてしまう。半分以上を占めるテルルスの未開拓の地を拓くことを目的としたレースで、優勝者には莫大な賞金が与えられるが、そこには様々な困難が待ち受けているのであった。 アニメ自体は28分と短い内容だが、ピコグラフのメンバー4人が約2年をかけて制作した作品である。