花田少年史のあらすじ・作品解説
花田少年史は2002年10月2日から2003年3月26日にかけて日本テレビ系列にて放送されていた全25話の日本のテレビアニメ作品である。監督は小島正幸、アニメーションは「マッドハウス」が制作している。 原作は漫画家・一色まことによる講談社の漫画雑誌「ミスターマガジン」にて1993年から1995年にかけて連載されていた同名作品である。主要声優キャストには主人公の花田一路役をくまいもとこ、一路の父である大路郎役を矢尾一樹、母の寿枝役を田中真弓が演じ、その他には野沢那智、竹内順子、桑島法子、松本梨香らがキャストとして参加していた。 物語は突然おばけが見えるようになってしまった少年、花田一路が周囲の人々を巻き込んでいく日々の出来事を描いている。 またこの作品は深夜枠での放送ながら多方面で評価を得て東京国際アニメフェア2003テレビ部門最優秀作品賞や第8回アジアン・テレビジョン・アワード 長編アニメーション部門最優秀賞を受賞した。
花田少年史の評価
花田少年史の感想
少年とおばけの物語
花田一路は今日もイタズラをして母ちゃんに怒られた。逃げるために大人用の自転車でかけだし、車に跳ねられてしまう。坊主にされて、頭の後ろを縫われて。それからというもの、一路にはおばけがみえるようになる。おばけたちはおばけたちの情報網を使い、何かあったら一路に解決してもらう!と沢山のおばけたちが一路の元を訪れてくるようになる。一路の元におばけとなって助けを求めた犬から生まれた、仔犬ジロと1人と一匹。さまざまなおばけたちのお願いを聞いて解決していくストーリー。相手がおばけ、亡くなった人間なわけなので、各ストーリー切ないものが多いです。子供を亡くして立ち直れない母親、何十年も昔に諦めた恋。遊郭に売られた少女の無念のものぎたり。再婚を前にした、亡くなった父親への息子の想い。なかにはオッパイおばけやインチキ呪い師など、笑えるエピソードもあります。とにか泣けます。ひとつひとつのストーリーが数回に渡って1...この感想を読む