辺獄のシュヴェスタのあらすじ/作品解説

理解が深まる漫画レビューサイト

漫画レビュー数 3,135件

辺獄のシュヴェスタ

4.254.25
画力
3.75
ストーリー
4.50
キャラクター
4.50
設定
4.75
演出
4.50
感想数
2
読んだ人
4

辺獄のシュヴェスタの評価

総合評価
4.254.25
(2件)
画力
3.753.75
ストーリー
4.504.50
キャラクター
4.504.50
設定
4.754.75
演出
4.504.50

評価分布をもっと見る

辺獄のシュヴェスタの感想

投稿する

本当にあった魔女狩りの時代をどう切り抜けていくのかが見もの

あまりにも賢すぎる少女エラこの物語は、エラの復讐劇がメインになっていますが、エラはまだ復讐にまではたどりつけていません。土俵に立つために、幻覚を見せる薬物入りの食事にも負けず、拷問にも負けず、日々の仕事をしながらひたすら生きていかなければなりません。その光景が…とにかく辛いですね。そもそも、エラは魔女狩りとは関係のない家庭にあったはずなんですよ。でも家がとても貧しく、しかもエラは周りから気味悪がられるような行動を平気でとる子どもだったため、売られてしまったんですね。一般家庭みんなが貧しいという時代ですから、子だくさんだとむしろ困るというのが親の正直な気持ちで、それならあまりかわいげのない子は売ってお金に換えてしまいたい…ひどい時代だ。でも本当にあった時代ですからね。貧困になればいつの時代でもそういうことをしてしまうリスクはあるような気がします。エラはエラなりに、正しいことをしようと思っ...この感想を読む

4.04.0
  • betrayerbetrayer
  • 273view
  • 3004文字
PICKUP

人間の意志のあり方を示す英雄譚

「屈する」とはどういうことか私達の世界には最悪・理不尽・すっげー嫌な事がたくさん起こり、往々にしてそれに対して屈することがあるものです。例えば見当はずれな上司の叱責や他者の理解を超えた言動など、こうした事について「許容しなければいけない」「我慢しなければいけない」と考えたりします。確かに社会通念上、そこで相手を殴ったりパイルドライバーをかますと大変な事になるので自分を抑えるわけです。また、さらに強烈なトラウマレベルのショックな状況に置かれると時として人は相手に対して屈することになります。最早こうした場合には意思の力は消えうせるのです。屈するというのは相手と言う存在の前に服従する意思を見せるということで、自分の生死を相手に預けることと同義です。そこには相手という存在に依存し相手ありきの存在へと自分を落とし込むことになった自我の無い世界が広がります。ここに人間の意志というものは存在しません...この感想を読む

4.54.5
  • もぎりもぎり
  • 112view
  • 2331文字

辺獄のシュヴェスタに関連するタグ

辺獄のシュヴェスタを読んだ人はこんな漫画も読んでいます

辺獄のシュヴェスタが好きな人におすすめの漫画

ページの先頭へ