五発あれば五回勝負できると勘違いする 一発で決めねば殺される 一発だから肝が据わるのだ
二瓶鉄造
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ゴールデンカムイの名言集です。現在6件が登録されています。
二瓶鉄造
ヒグマを狩る際の二瓶の台詞。 自らに背水の陣をしくことによって自身を鼓舞している。
杉本佐一
アイヌの少女アシリパに人間を殺したヒグマは人間しか食えなくなると聞かされた際の台詞。大自然の前では人間がいかにちっぽけな存在かを思い知らせてくれる。
アシㇼパ
主人公の杉元に戦うのか退くのか、覚悟を決めさせたシーン。この時戦ったのはヒグマであるが、全ての始まりへの切っ掛けになっている。
杉本佐一
主人公の杉元が、金塊争奪戦から退くように諭された場面で言い返した言葉。全ての原動力はカネではなく人のためだった。
杉本佐一
人を殺す事を良く思わないアシリパを諭した言葉。「殺されるくらいなら躊躇せず殺す」という弱肉強食の世界を戦う意思の表れで、以前にアシリパが言った「弱い奴は食われる」へのアンサーにもなっている。
アシㇼパ
仕留めた鹿を残そうとする杉元に対して言った言葉。アイヌ文化の考え方。
一言で言い表せない『ゴールデンカムイ』の底の深さいつか、誰かが『ゴールデンカムイ』について、「この漫画は和風闇鍋ウェスタン」であると語っていたのだが、「闇鍋」ではこの漫画の魅力を十分に語り切れてはいない。というより、『ゴールデンカムイ』を一言で表せと言われても無理なのだ。歴史と、アイヌ文化と狩猟、敵味方問わず濃すぎるキャラクター。そしてパロディと爆笑必至のギャグ。このような設定だけでもインパクト十分なこってり系ラーメンのようなものなのに、画力や構成(たとえば、一エピソードに単行本一冊かけないことなど)、全てが洗練されており、まるで淡麗スープのような仕上がりになっている。くどいところはくどく、あっさりするところはあっさりする。「足し算」と「引き算」を併せ持つ、まるで懐石料理のような漫画なのだ。上品な懐石にしては野趣溢れすぎているから、「ジビエ懐石」とでも称すればいいか。この「ジビエ懐石」...この感想を読む