ルパン三世 ハリマオの財宝を追え!!のあらすじ・作品解説
ルパン三世 ハリマオの財宝を追え!!はルパン三世テレビスペシャルシリーズの第7作目で、1995年8月4日に放送された。 マレー半島にて第二次世界大戦中に日本軍やイギリス軍から多くの財宝を奪った盗賊、ハリマオ。その莫大な財宝を狙うルパンの前に、生前のハリマオと親交のあったイギリス貴族のアーチャー郷とその孫娘で考古学者でもあるダイアナが現れる。アーチャーはハリマオの財宝を狙うカルト教団「ネオ・ヒムラー」の罠にかかり、70億ドルの負債を負わされていた。ルパン達とアーチャーは手を組み、共にハリマオの財宝が眠る海底神殿へと向かう。それはまさにネオ・ヒムラーの狙い通りの行動であり、ルパン達を始末し財宝を全て横取りするために彼らも海底神殿へと向かうのであった。ハリマオの財宝を巡り、ルパン達の戦いが始まった。 ルパンの声を演じているのは栗田貫一、次元は小林清志、五ェ門は井上真樹夫、不二子は増山江威子、銭形警部は納屋悟朗であり、監督は出崎統である。
ルパン三世 ハリマオの財宝を追え!!の評価
ルパン三世 ハリマオの財宝を追え!!の感想
魅力はある、だが問題もある
初代ルパン役の山田康雄が亡くなって、栗田貫一が正式にルパン役をすることになったTVスペシャル。ゲストキャラが007のモデルだったり、第二次世界大戦の話が織り込まれたりとしていたが、個人的にこの話の魅力は財宝を手に入れるために必要な像を探すという、王道の宝探しが話の中心になっていることだと思う。ルパンのTVスペシャルは人間ドラマが主体だったり、悪党の邪魔をするのが目的だったり(ルパン達も悪党だけど)と色々あるが、今作は「宝を求めて冒険をする」というかなり昔から好まれているジャンル。謎を解いて(奪い奪われるの)苦労をして手に入れた像を使い、辿り着いた先で巨大な金色の潜水艦が出てきた時はゾクゾクした。このゾクゾクする感覚も、潜水艦の出し方が少しでも違ったら感じなかったかもしれない。「お宝の登場だ!どうだぁぁ!」と言わんばかりの演出が上手かったのだろう。よくよく考えると突っ込みどころも多いアニメだが、...この感想を読む