あのな、なげやりにしてっと後悔する事もできなくなるぞ
ギンコ
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蟲師とは、同名の架空の職業を生業としている主人公の青年ギンコが、蟲と呼ばれる異形の存在によって引き起こされる様々な事件を解決していく物語である。基本的には時系列を意識しない一話完結型のオムニバス形式だが、登場キャラクターの一部は複数のエピソードにまたがって登場しており、若干のストーリー上の時系列は存在している。 原作となったコミックは、1998年に月刊アフタヌーン主催による新人賞「アフタヌーン四季賞」の大賞を受賞した同名タイトルを連作化したものである。2005年にテレビアニメ化され、2008年まで継続。その後、2013年には前後編の「日蝕む翳」が新規に制作された。 東京国際アニメフェアでは第5回東京アニメアワード・テレビ部門優秀作品賞を受賞し、草の一本に至るまで精緻に描きこまれた背景や、空想上の蟲と呼ばれるキャラクターのアーティスティックな表現を高く評価された美術監督が、美術賞を受賞している。
蟲師という架空の職業の男が人々を救う物語です。蟲というのは見た目はどこにでもいる虫のような生き物。小さかったり大きかったり、様々な種類がいる。人間に寄生したり家や生物に宿り生きている。その蟲が悪さをしたりした時に退治をするのが蟲師。主人公のギンコも蟲師をしている。ギンコは白髪で左目を隠している。以前は左目は義眼を入れていたが、途中蟲により視力を奪われてしまった少女に義眼をあげてしまったため、今はどうなっているかは不明。舞台になっているのはかなり大昔で、他の人間たちは着物を着ているが、ギンコだけは洋服を着ている。見た目からして時代や土地に合わずちょっと変わっている。ギンコは蟲師でありながら、蟲を退治するのではなく共存できないかと思っている。実際物語の中ではどれだけ人間に対して悪さをしていても、山に逃がしたり、コレクターに渡したりしている。このアニメは基本的に1話完結です。ギンコが旅をしな...この感想を読む
原作漫画を忠実に映像化した珍しいアニメ。普通のアニメは原作に追いつかないために途中でオリジナルの話を入れたり、そうでなくても差別化を図るためにオリジナルキャラを入れたりと何かとテコ入れして、結果的に原作の雰囲気をぶち壊しにしてしまうことも少ないが、蟲師はそれがない。元々原作が基本的に一話完結ものだったのも良かったんだと思うが、それでなくても原作を忠実に再現しようとするスタッフの気概が感じられる。背景もキャラも雰囲気も、あの何とも言えない静寂やもどかしさ、人と蟲との距離感など見事な再現を果たしている。この為、原作ファンにも概ね受け入れられたアニメ化の成功例となったと感じる。実はアニメ化というのは原作ファンにとって手放しで喜ばれるものではない。作画がおかしかったり、声優が合わずイメージを壊されたり、おかしなオリジナル話を入れられてキャラの性格が別人になったりと、ある意味恐怖。それで原作を知...この感想を読む
蟲と呼ばれる不思議な存在にまつわる、不思議なお話が基本的に1話完結で続くシリーズです。第一話は「蟲」とは何か?という部分に触れているので、蟲師を見たこと無いと言う人にはまずオススメです。原作漫画のタッチも独特の美しさですが、アニメーションも描写には力が入っていて、とても綺麗です。蟲がぼんやりと光る様子などはアニメならではの描写ですが、イメージ通りというかよく表現できてるなぁと思いました。あくまで「不思議な話」がメインで幽霊やお化けとは異なりますし、怖がらせてくる話でもないので、お子様にも安心して見せられると思います。主人公のギンコが小難しそうにしゃべるので、観るなら小学生くらいからでしょうか。ホロリ、しんみりと来る話でもあり、大人にももちろんオススメです。
よみがな:ぎんこ ニックネーム:ギンコ 年齢(作品時):年齢不詳 住まい:ひとつ所に留まることは出来ず、蟲の研究をしながら常に旅をしている 性格:常に冷静で感情的になることは少ないが、正義感は強い ポリシー:蟲を屠る事を前提とする蟲師の多い中、蟲と共存したいという考えを持つ 特徴:白髪緑眼で左目を前...
ギンコ
草木も 蟲も けものも ヒトも 命の理の許に生きている