機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ラスト・リゾートのあらすじ・作品解説
機動戦士ガンダム第08MS小隊ラスト・リゾートは1996年から1999年にかけて発売されたOVA「機動戦士ガンダム第08MS小隊」本編を受けた後日談である。全一話で原作は矢立肇、富野由悠季、監督は森邦弘(本編の監督は神田武幸、飯田馬之介)アニメーション制作はサンライズで1999年7月25日に発売された。 ラスト・リゾートの主人公は第08小隊メンバーのひとりミケルである。本編の最後で行方不明となった主人公、シロー・アマダの探索を仲間たちから託されたミケルは軍を除隊し、本編で共闘関係にあったゲリラの少女、キキと共に探索の旅に出た。途中ジオン軍を抜け出した少年兵たちに出会い、子どもたちがシローとヒロインのアイナに助けられたことを知る。 本編は熱血漢で理想主義の主人公に引っ張られるように、歴代のガンダムシリーズの中では明るい展開の作品で、同シリーズのファンの間では「ラブコメガンダム」と称されるほどである。
機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ラスト・リゾートの評価
機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ラスト・リゾートの感想
ラストは自分の目で
第08MS小隊の後日談にあたる作品です。震える山の終盤でどうにかギニアスのアプサラスⅢを撃墜したシローとアイナ。しかしその代償は大きく、二人ともアプサラスⅢの爆発に巻き込まれてしまいました。視聴者からすればラストシーンで無事生きている二人の姿を見てホッとするわけですが、第08MS小隊の面々らからすると生死不明も同然の状況でした。そんな彼らを代表して、軍を抜けたミゲルとキキがシローとアイナの二人を探しに行くというストーリーです。途中、シロー・アマダの名前を持つ子供たちに出会ったりシローとアイナ二人の墓を見つけたりと生きているはずだということを知っている視聴者にもプレッシャーを与える展開の連続。しかし最終的にミゲルたちが見たものは……。