人形劇 三国志のあらすじ・作品解説
人形劇 三国志は、NHK教育テレビで1982/10/02~1984/03/24に放送された人形劇である。 三国志演義を題材にした人形劇で、人形制作を川本喜八郎、ストーリーテラーは漫才師・紳助・竜介が担当し、児童福祉文化奨励賞、テレビ大賞を受賞している。 収録したセリフに合わせて人形を動かす「プレスコ技法」を採用、赤壁の合戦では本物の火を使うなど、それまでの人形劇ではなかった斬新な表現方法が注目されたほか、人形劇であるため登場人物が絞りこまれたり、キャラクターに独自のアレンジやオリジナルキャラクターを登場させている。また、人形の声を担当したのは俳優で、1人で複数のキャラクターを演じた。 時代は2世紀から3世紀の中国大陸、漢王朝は腐敗と黄巾の乱などで衰退の一途をたどり、人々の中に不安と絶望が広まっていた。 世を憂いていた劉備は思いを同じくする関羽と張飛と出会い、桃園の誓いを結び義兄弟となって黄巾の乱に立ち向かうのであるが、そこには大きな野望をいだいた曹操や袁紹、孫堅たちもいた。