ガリレオの感想一覧
ドラマ「ガリレオ」についての感想が4件掲載中です。実際にドラマを観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
キャストが良い。
何よりもキャストが豪華です。柴咲コウと福山雅治はもちろんですが、周りを囲む人たちもみんな有名俳優女優で、演技力もあるため見ていて引き込まれます。科学の准教授の立場の福山雅治さん演じる湯川先生が通常なら全くかかわるはずのない殺人事件の捜査に乗り出します。昔の古い友人が警察関係者だったせいですが、湯川先生の科学以外に全く興味がないという姿勢が全話にわたって見られ湯川先生の科学への愛情を感じます。ただ、そのあまりに科学以外に興味を持ってくれない湯川先生をどうにかして操作に引き込みたい柴咲コウ演じる内海が泣いて湯川先生の同情を引いたり、湯川先生が追求したくなるように「科学ではありえない!」とあおる姿が見ていて楽しかったです。湯川先生が何かをひらめくと、窓ガラス、道路、壁をいろいろなところに数式を書いて事件を解決する描写は今までに無い事件の解決の演出のように感じます。私には全く数式はわかりません...この感想を読む
福山雅治さんがかっこ良かったです。
ガリレオは後にシリーズ化されて、映画化もされたり大ヒットしましたね。普通の刑事ドラマとはひと味もふた味も違っていて、物理学者が数々の難事件を解決するというストーリー性がとても新鮮でした。福山雅治さん演じる湯川学は容姿端麗、頭脳明晰な天才物理学者で、福山さんにピッタリな感じがしました。性格が一風変わっている為に、周りの人から変人ガリレオと呼ばれています。事件が起こると「実に面白い」が口癖で、柴咲コウさん演じる刑事の内海さんに「事件は先生を面白がらせる為に起きてるんじゃない」とたしなめられます。その時素直に「すまなかった」と謝るシーンがあるのですが、それが湯川の性格をよく表していて、とても印象に残っています。独自の鋭い観察眼と、明晰な頭脳で、刑事でも解決の糸口が掴めないような難事件を解決していく様は見ていて、あっばれという感じでした。私が一番印象に残っているは、やはり最終話です。湯川は、科...この感想を読む
仮説と実証が実に面白い
事件解決に行き詰った刑事が天才物理学者の力を借り解決に至るという至ってシンプルなドラマ。しかし、1話の中に、問題、経緯、仮説、実証、解決と気持ちのいいほどの完璧な展開。仮説を立てているときはなんだか難しい話をしていると感じるが、解決のテーマ、あのギターチューンの挿入曲が実に気持ちいい。 何の計算をしているかはわからないが一心不乱にペンを走らせる福山の姿にあのテーマがかかったら、少し悔し思いになる。「・・・先に答えを出したかった」と。刑事ドラマでは「犯人は誰か」というものが主流だが、このドラマは「なぜ起こったか」。もはや犯人には興味はでなくて、現場の状況はこうでした。さあなぜ起こったでしょうか?というクイズに知らない間に巻き込まれている。仮説をたてている間は視聴者に与えられたシンキングタイム。そして実証されるから気持ちがいい。私は理屈っぽいのでいろんなドラマにいちゃもんをつけて一人で勝手に...この感想を読む
ガリレオは代表作!
東野圭吾さんの小説からの実写で福山雅治がさんが好きなので観ました。この湯川先生はめちゃハマリ役だと思います。なりきってます!理学部の准教授でイケメン!大学では女子にモテモテなのにそれには全く興味がない先生。実験ばかりしている湯川先生が大学時代の同級生が刑事で刑事事件の真相解明を依頼され、ひょんなことから事件に首を突っ込み実験によって解決していくという設定。内海刑事の柴咲コウさんは実際の小説には登場しない未設定の役だそうてすが、やはり湯川先生の相手には不可欠ですね!事件現場に「現象には必ず理由がある」と言い、理系の数式で解き、実験で謎解きし実証するという発想が新鮮でした。また「実に面白い」と顔にヘミングの法則のような形に指を当てて呟く演出が印象的です。背景に流れるインストのギターは福山雅治自身の作曲でドラマに欠かせないミュージックです。一度聴いたら忘れられないです。このドラマは福山雅治の...この感想を読む