カレ、夫、男友達のあらすじ・作品解説
カレ、夫、男友達は、2011年11月1日から2011年12月20日までNHK総合で放送されたドラマである。 このドラマの原作は、江國香織の「思いわずらうことなく愉しく生きよ」という恋愛小説で、女性向けファッション雑誌「VERY」で連載していた作品。脚本は「ラブジェネレーション」などで知られる浅野妙子。主題歌は安藤裕子の「輝かしき日々」である。 「思いわずらうことなく愉しく生きよ」といった家訓にそれぞれのやり方で従う犬山家の三姉妹の恋愛模様を描き、さらに家族の絆にも触れた作品である。 犬山三姉妹は、木村多江演じる主婦で周囲からは異常なくらい夫に依存して見える長女の麻子、真木よう子演じるキャリアウーマンで結婚を束縛するものとしか思っていない次女の治子、夏帆演じる大学院で動物行動学を研究しており、人を愛する行為は無駄と思っている三女の育子である。父親が他の女性と不倫していたことが原因で両親は離婚している。 このドラマのDVD-BOXとBlu-ray BOXが発売されている。
カレ、夫、男友達の評価
カレ、夫、男友達の感想
もう少しうまく展開して欲しかった作品
女所帯女三姉妹でそれぞれが個性的。似ている部分は男運のなさと見る目のなさで、これは母親譲りなんだなあと納得しました。木村多江さんは日本一不幸の似合う女優として地位を確立されています。その役がDV夫の妻役で、悲壮感が増しているなあと自分自身の長所を存分に発揮されています。真木よう子さんは性については奔放で、ある程度一途で、でもそばに恋人がいないとひらひらとどこかへ飛んで行ってしまう軽さがあります。それは彼女のイメージに合っているし、真木よう子さんの美貌が周りを放っておかなくさせるんですよね。三女の夏帆ちゃんはもうなんだか切ないです。父親に対する偏見と不正愛に飢えていて、典型的なファザコンになってしまっていますね。これを打破するって本当に難しいと思います。ましてやまだまだ若いし学生ですし、落ち着いて考える暇もなく毎日が過ぎていく時ですから、感情がまとまるはずもありません。若さゆえの苦しみだな...この感想を読む