今までとはちょっと違ったドラマ - ヤスコとケンジの感想

こういうのが見たかった！

なんていうかコメディ要素が多いドラマって好きなんですよ。ラブストーリーとかももちろん好きなんですけど、たまにクスッと笑いたくなるようなドラマもみたいんですよね(笑)

そんな時にやっていたのがこのドラマでした。松岡さんがこの役にはまりすぎててやばかったです(笑)

松岡さん自体がちょっとヤンキーな雰囲気を持っているからナチュラルにすんなり入ってきましたね。

しかも何が面白いってそこからは想像もできない少女漫画家ってとこなんですよ。見た目からは想像できない乙女な要素を持っているんですね。めちゃくちゃ人気って所もツボでした(笑)恋愛経験もそんなにあるようには見えないのにどこからそれだけのストーリー構成が生まれるのかがものすごく気になりましたね。何より兄妹もののドラマってそんなになかったような気がするんですよね。家族みんなとかはよくありますけど。でもコメディのなかに恋愛模様もあるし、ちょっと感動するところもああるので飽きずに見れるっていう良さがありましたね。

ヤスコとケンジのやり取りがリアル

ケンジはヤスコのことがほんとに可愛くてしょうがないんですね。まぁ、男手一つで育てたからっていうのもあるからもはやお父さんくらいの気持ちなんでしょうけど。でもなんせヤスコは高校生ですからね。自分をしっかり持っているからケンジの言うことがうざったく感じちゃうんですよ。ケンジはヤスコのことを思って言っているんですけど、それにしても過保護だと思うんですよね(笑)そこまでしなくてもいいんじゃないのかって思うくらいとことんな感じが半端じゃなかったです。二人のやりとりがまるでほんとの兄妹を見ているかのような錯覚になりましたね。ケンジの言うことにものすごく心底いやそうな顔をするヤスコがほんとリアル(笑)でもケンカしたときにちゃんと反省するヤスコは偉いし、素直な子だなと思いましたね。そういう面ではケンジの子育ては間違っていなかったと思います。ヤンキーあがりのケンジにしてはまっすぐに育てたなって思いますね。というかご両親に犯行ばかりしてたから余計ヤスコはちゃんと育てなきゃって思ったのかもしれませんね。でもこんなお兄ちゃんだったらいいなって思いました。過保護なところがあるんですけど、自分のことを一番に考えてくれるなんてそういないと思うんですよね。

兄妹同士の恋愛模様が面白い

ヤスコと純、ケンジとエリカのこの二組の恋愛模様が面白かったですねー。特にこのドラマでは女性陣が面白い(笑)ヤスコとエリカが似てるんですよね。やっていることもそうだし考え方も似ている所がある気がします。好きな人に対しての気持ちは人一倍なのにそれが行動に移せない。女のあるあるですよね。だからヤスコとエリカを見ているとものすごく気持ちが分かるんですよ。ましてや純もケンジもまー鈍い！純は鈍いっていうか天然たらしですよ、あの人は。誰にでも優しいって感じがしてちょっとヤスコには手ごわい相手だと思いましたね。それを言うならエリカもなかなか大変な相手を好きになったもんだと思います。なんせケンジは自分のことよりもヤスコだから自分に関することに対してはほとんど関心がないというか、だから自分に想いを寄せている相手がいるなんて思いもしてないんでしょうね。ましてや犬猿の仲だった相手からなんてもってのほかじゃないですか。でもエリカが好きになるのも分かる気がしますね。ケンジもなんだかんだ言って優しいですからね。不器用だし、ちょっと表現するのがへたくそなところあるけど、筋も通っているから男気もあるし。ただやっぱり何においてもヤスコなんですね。純に対する敵対心が半端ない(笑)無理ないですけどね。手塩にかけて育てた妹ですからね。シスコンのケンジからしたらたまったもんじゃないですよ。でも悔しいことに純に悪いところがないっていうね。それが分かるから余計なんでしょうね。ヤスコも本気で好きなんだっていうのが分かるけど、まだ離れてほしくないっていう複雑な心境を抱えていたんでしょう。自分とは正反対の相手でもありますしね。けんかっ早いケンジと違ってどこまでも優しい人ですからね。というか草食系男子ですよね。今どきの男子って感じがものすごい漂ってますからね。それもケンジからしたら許せない所なのかな？弱弱しい男にヤスコは任せられないと思っている節があるんでしょう。とにかく恋愛の描写が面白くて好きでしたね。

見どころはバイクシーン

なんといってもこのドラマの一番の見どころはバイクでの登場シーンだと思います。

昔の暴走族服に身を包んだケンジのかっこいいのなんのって。戦うシーンもよかったですね。松岡さん身長もあるから迫力があって長い服を翻して戦う姿には惚れちゃうとこでしたね。何ていうかあのシーンはどことなくごくせんを思わせるようなところがありましたね。ヤスコもこの時ばかりはケンジの大きさを再確認するんでしょうね。どんなにヤスコがひどいことを言っても危険な目にあっていれば助けに来てくれる優しさに胸を打たれますね。特に一話目での衝撃はすごかったですね。初めての登場シーンだからなんでしょうけど、バイクで走りながら後ろのアジダス達が大きな旗を掲げて入ってくるあのシーンは好きでした。うまい具合に演出してくれたなって思いましたね。ただケンジの戦い方はかっこよかったけど、他二人の戦い方はなかなか面白かったです。モスなんてラリアットですからね(笑)なんかプロレスやっているみたいでちょっとクスッとしちゃいました。それを狙ってたんですかね？笑

エリカのあまのじゃく具合が可愛い

私がこのドラマで好きなのはエリカなんですよね。普段上品っていうか大人しい優しそうな雰囲気なのにケンジの前になるとヤンキースイッチが入っちゃってケンカ腰になっちゃうのがツボですね。つい・・・って言ってたついのレベルが違いますよね(笑)私的に広末涼子さんがヤンキーの役ってどうなんだろうって思ってたんですよ。広末さんと言えば、清楚系で大人しい感じの役をやっている所しか見たことなかったので、正直想像ができませんでしたね。でもいざ見てみると意外と合っているというか。真っ赤な暴走族服に身を包んだ姿はきれいだったし、メンチを切る時の表情もヤンキー感が出ていてこれもありだなって思いましたね。このドラマをきっかけに広末さんのイメージがガラッと変わりました。悪い意味じゃなくていい意味で。でもやっぱり乙女だなって思うのはそうやってケンカ腰になったあと後悔している所なんですよね。自分でもやりたくてやっているんじゃなくて体がそうなっちゃうっていうのがね。あまのじゃくの悪いところがでちゃうからどうしようもないのかもしれませんけど。でもヤスコのおかげで少しずつ進展はしているんじゃないですかね。というかもはやヤスコとエリカが姉妹に思えてしょうがないですよ。ヤスコにとってエリカはお姉さん的な存在になっていること間違いないと思うんですよね。いろいろ相談とかにも乗ってくれるし、なにより純のことに関してはエリカに聞くのが一番ですからね。お互いに情報交換とかにもなるし。ただ私がふと思ったのはこの二組のどっちかが結婚したらもう片方は結婚できるのかなって。籍を変えればできるんですかね？一応身内になるわけだからそこがどうなるのかがものすごく気になった今日この頃です(笑)