電脳コイルの感想一覧
アニメ「電脳コイル」についての感想が4件掲載中です。実際にアニメを観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
胸の痛みのするほうへ
そう遠くない未来が舞台電脳コイルは、ウェアラブルコンピューター・電脳メガネが広く普及した202X年の世界を舞台に、子どもたちがメガネにまつわる謎に迫っていく物語です。現実の世界でも、2015年にアップルウォッチが発売され、ウェアラブルコンピューターが身近なものとなってきています。今後は、コンピューターは持ち歩くものという概念から、身に着けるものという概念に移行していくのかもしれません。さらに、物語のメガネはとくに若い世代にとって欠かせないものであり、これは現実でのスマートフォンとよく似ています。このように、本作はフィクションでありながら、まったくの絵空事とは言い切れないリアリティや、そう遠くない未来を感じさせるのです。古い空間に残るバグとサッチー主人公・ヤサコが引っ越して来たのは、古い電脳空間が随所に残る寺社仏閣の多い町でした。整備の進む町にある寺社仏閣の存在は、どこか取り残された古い記憶を想...この感想を読む
メガばあ恐るべし!!
原案・脚本が磯光雄さんで初監督作品になります。最近、多い電脳世界も交えた世界の大黒市が舞台です。電脳空間にダイブするタイプの作品が多いが、他の物と異なっているのは、リアルの世界の中に電脳空間があり【電脳メガネ】と呼ばれるデバイスを使用してリアルに張り付いている電脳空間を認識している。携帯の役目も果たすので電話を掛けたりPCとしても使える優れモノ。主人公小此木優子(あだながヤサコ)を差し置いて『メガばあ』なる奇怪な人物(ヤサコの父方の祖母)が登場します。怪しいアニメかと思いきや『メガばあ』が奇怪なだけで、小学6年生の子供達の日常を描いた作品で後半の謎が明かされる部分が、最近のアニメにありがちな『この次はこうなる!!』という先読みをイイ意味で裏切られて裏切られて『そうなるんかい!!』という結末だったので何度も見直してしまいました。1・2話収録
子ども向けじゃない
子ども向けだと思い完全にノーマークだったのですが、やたらと評判がいいので見てみることに。始めは、絵が好みでないこともあり見るのに疲れていたのですが、だんだんと引き込まれている自分がいました。内容がよく分からない子どもにも電子化されたことによる弊害というものが、なんとなく、分かってもらえる作品なのではないでしょうか?実際にこのような世界に現在近づいているのではないでしょうか。オカルトと電子化された世界での話がうまい具合に混ざりあい、子どもたちが解決するお話です。この話の中で、出てくるおばあちゃんがいい味出してます。子どもと一緒にご覧になってみてもいいのではないでしょうか?
こういう世界行ってみたい(笑)。
これものすっごく好きです。電脳世界とオカルトな話がまじって不思議な世界観を形づくっている。サッチーとかオヤジとか、電脳ペットや駆除ソフトが愛らしくてめちゃくちゃかわいい。ジブリの動物並みにかわいい。最初は謎だらけでよくわかりませんでしたが、話を進めるうちにどんどんのめりこんでいきました。電脳メガネ、あったら便利だろうなぁ。欲しいです。そしてあの子供たちと一緒に冒険したくなっちゃいます。名前の発音は同じなのに全然性格の違う二人、イサコとヤサコ。その二人の性格の対比も面白いです。イサコがかっこよくて個人的にすきでした。立ち向かっていく感じで。